メリークリスマスクリスマスリースmomi2*
私はクリスマスらしい行事は特になく、昨日1日早く鶏のもも肉とクリスマスケーキを食べたことくらいです。。。
しかも年末のテレビ番組は何ひとつチェックできていません。
その中で、フィギュアスケートの全日本選手権は見ました。
まずは女子の争い、レベル高かったですね~。
今日の男子フリーは高橋大輔選手がどこまで魅せてくれるか、楽しみです☆
宇野昌磨選手の足の具合が気になりますが…
 
前置きが長くなりましたが、9月に放送されたこの番組の録画は、いまもときどき見返しています。
 
【関ジャム 完全燃SHOW】
2018年9月16日(日) 放送分
この日のテーマは「オーケストラ 食わず嫌い解消メニュー」
〈出演〉
関ジャニ∞
古田新太
〈ゲスト〉
東京フィルハーモニー交響楽団
栗田博文(指揮)
NAOTO(ヴァイオリニスト)
芳根京子
山崎弘也(アンタッチャブル)
 
ゲストの芳根さん自身、小・中学校でフルートの経験があり、叔母さんはピアニスト、叔父さんはコントラバス奏者という音楽一家だそう。
 
この日は敷居が高いと思われがちなオーケストラに、4つのテーマで迫った。
1)オーケストラの初歩
2)大人数の理由
3)お金の話
4)楽団員の本音
 
まずは
1)オーケストラの初歩
オーケストラとは?
→約15種類の楽器演奏者が集まり曲を演奏する団体。
音量が小さい楽器が手前、音量が大きい楽器が奥に配置されている。
→図解つきで説明あり。辞典みたいf(^_^)
 
「たしかに私も雛壇で後ろに置かれることが多い。(それに対して)女優さんはMCの横とかね」(ザキヤマ)
なんとなく納得。
 
東京フィルからは、第1ヴァイオリン2、第2ヴァイオリン2、ビオラ2、チェロ2、コントラバス、フルート、クラリネット、オーボエ、ファゴット、ホルン、トランペット、トロンボーン、ハープ、ティンパニ、打楽器が各1名の合計19名が出演。
少人数とはいえほぼ完璧な編成!
 
さっそく演奏を聴いてみよう。
「コマーシャルなどでもよく聴く曲です」(栗田)
エルガー:威風堂々
「うわー、すごい迫力」
 
次は、映画音楽
J.ウィリアムズ:スター・ウォーズ
「トロンボーンの動きが!」(関ジャニ/錦戸)
 
「ゲーム音楽とかもありますよね」(古田)
すぎやまこういち:ドラゴンクエスト「序曲」
「身近だね」
「テンション上がるよね!この生演奏ヤバイわー」(関ジャニ/横山)
オーケストラが奏でる音楽って、日常でもよく耳にしてるんですよね。
 
芳根京子さん、どうですか?
「ワクワクしますね!すごい今日楽しいです🎵」
 
2)大人数の話
どうして大人数なの?
「同じ楽器が被ってますよね」
「そんなにヴァイオリンたくさんいてもね~」
素朴なギモン。
→すべて生音だから
「マイク使えばいいのに」(関ジャニ/大倉)
→スピーカーからの音しか聞こえないことになる、音が平面的になる
生音は、各楽器の音がそれぞれの場所から立体的に聴こえてくる(解説は主にNAOTO)
 
「標準的には70〜80人くらい、曲によっては100人とか120人以上という規模のときもあります」(栗田)
「指揮者は音を聞き分けられるんですか?」
「それができないと、奏者にわかってしまうんですよ」(栗田)
 
それぞれの音を聴いてみよう。
アイネ・クライネ・ナハトムジークの第1楽章の冒頭5小節目から4小節分を。
コンサートマスター・近藤薫さんの説明により、第1ヴァイオリンから一人ずつ演奏スタート
第1ヴァイオリンは旋律
第2はひたすら伴奏
「えー、同じところを弾いているのに!?」
「リードギターとサイドギター(の役割だね)」(古田)
 
では2人で合わせて弾きます
「やっぱりお二人要りますもんね、絶対」(横山)
次はチェロ。ひたすらソの音のみ。
「なんか、第1の方がいいとこどりみたいな…」(ザキヤマ)
ビオラは音の運びにちょっと変化あり。そしてヴァイオリンより少し大きい。
 
ヴァイオリン→ビオラ→チェロ→と楽器の大きさに比例して最低音が下がる=音域が下がっていく。
「他のパートがいるからこそ第1が活きます」(近藤)
せっかくだから、コントラバスにも触れてほしかったなぁ…(個人的にコントラバスが気になる存在になったきっかけはこちら
 
コントラバスも含め、みんなで一緒に弾きます
→美しく、華やかで生き生きとした、立体的な音のハーモニーに、みんな感動星きらきら
「チェロ要るやん、めっちゃいるやん」(関ジャニ・MC/村上)
 
各パートをバラバラに分解して一人ずつの演奏を聴く機会はめったにないので、私もとっても興味深かったです音符キラきゅんっ
そしてこれ、管楽器でも聴きたいなー花
 
フルートは木管楽器に分類。
いまは18金やプラチナでできているが、昔は木でできていたため、木管楽器といわれている。
遠くまで音を響かせるためにこの材質が使われている。
 
クラリネットとオーボエは似てるけど…
リードの枚数が違う。クラリネットは1枚、オーボエは2枚重ねたリードの間から息を吹き込む。
 
ファゴットは、見た目の長さではなく、実は折りたたまれている。
「どんな音だろう。」 実演。
→のどか、やさしい、やわらかい音と、口々に感想を。
「ドラえもんの曲ってそうだったんだ〜」
 
打楽器。
「打楽器奏者はなんでも叩きます」(近藤)
変わったものではサンドペーパー。
「どこで買うんですか?」
「100均とかで」(打楽器/古谷)(一同笑い)
打楽器の中で、ティンパニは専門職となっている。
 
3)お金の話
演奏者(会社員)は楽団(会社)に所属して給料をもらう。実は会社員のようなもの。
オーケストラを会社に例えると、
コンマス=部長
首席奏者=課長
楽団員=一般社員
「これは、出世していくものなんですか?」(大倉)
近藤さんは首席と楽団員の間くらいのポジションからスタートしたとのこと。
 
コンマスの役割は、
オケのまとめ役、ボウイングを決める
指揮者からの指示を楽団員に伝える、など。
「決めるときも一瞬で決めなければならないので、説得力がないと、みんなにイヤだといわれかねない。だから勉強しないと…」(近藤)
「(給与)明細も変わりますか?」
「うーん…。仕事量からしたら、そんなに変わらないですよ」(近藤)
 
指揮者はフリー。
同じ曲でも指揮者によって音楽の方向性、演奏が大きく変わる。
 
この後の指揮者に関するあれこれが一番面白かった。
 
ベートーヴェンの運命を聴き比べ。
〇カラヤン→精密機械のような刻み方
〇バーンスタイン→ゆったり
〇バッティストーニ→速い、グイグイ、若さがある
 
「この人すっごくやりにくいなぁっていうことはありますか?」(芳根)
「…あります。でもそういう方はだんだんオケにいらっしゃらなくなります」(近藤)
「みんなの意見を聞いて…ちょっとうちとは合わないな、とか?」(村上)
(以下近藤)「音を出さなくても、入ってきたときにすぐわかります。今日はダメだ、って、感覚的なもの。」
「人間性は関係ない→めちゃくちゃいい指揮者でもやなヤツっているんですよ~」(一同爆笑)
「たまにいるよね」(オケのメンバー一同苦笑)
ってことは心当たりが・・
 
「ザキヤマさん、指揮やってみたら?指揮者によってそんなに変わるんだったら」(古田)
→出だし不揃い、バラバラ
「タイム!」
「全然運命じゃなかったわ」(大倉)
「基本的には二拍子なんですけど、そのまま振ってないとダメ」(栗田)
気を取り直してやり直すものの…
→テンポぐちゃぐちゃ、最後はオケに背を向けて、観客側に向かって大々的にポーズ(一同大爆笑)
 
 

「あなたのコンサートやんか、それは。だーれも見てへん」(村上)
「すげえ難しい、誰にも伝わってない感じが。…皆さんわざとやってませんか!?」(ザキヤマ)
「心の状態が今出ちゃったわけですよ」「(私が)一度やってみます」(栗田)
「栗田さんも、大丈夫ですかぁ~」(ザキヤマ)←何目線(+_+)
 
次、栗田さんがプロのお手本。
後ろから真剣に見入る丸山君のまなざしが良い。
さすがにきちっとテンポを保ちつつ、メリハリのある演奏を引き出す栗田さん。
おーーー、とみんなで拍手。
「やっぱザキヤマさん下手くそやわ」(大倉)
「それはしょうがないだろ」
「ちょっと、誰かいく?」(村上)
「そんなにいうならちょっと、やってよ」(ザキヤマ、大倉の肩を押す)
「ええー、難しいですよね」(といいながらも立ち上がってやる気十分)
「大倉は難しさがわかったってことやもんね」
 
いざやってみると…
→弱々しくて、ゆっくりしすぎ。
かたずをのんで見守っていたひな壇メンバーは、しだいに大ウケ状態に。
「遅いな…」(大倉) (一同爆笑)
(頭をはたくふりをしながら)「お前の指揮や」(村上)
「こんな遅い?」(大倉)
「いやー、すっごいゆっくりやったよ」(村上)
「俺もっと速くやってほしいねんけど。」「もっと来てほしいのに」(大倉)
「じゃあそれを意識して」(村上他)
 
「このテンポでいきたいと思ったらそのまま振り続ける。聴いて合わせよう、乗っかろうと思うとどんどん遅くなっちゃう」(栗田)
「自分がやってやろうと思うことだよ」(ひな壇)
 
気を取り直してもう一度。
「いいぞいいぞ、自分出して行け」(横山他)
…「ちょっ速すぎるわ」(大倉)(一同大爆笑)
「全然言うこと聞いてくれへんわ。栗田さんみたいにやりたかった、俺も」(大倉)
「栗田さんをイメージしてたの?」(村上)
「いやイメージしてたよ」(大倉)
 
「近藤さん、ザキヤマさんの指揮はいかがでした?」(村上)
「フフッ(鼻で笑う)」(一同爆笑)
「コンマス・・それはないぜ、コンマス」(ザキヤマ)
「もし僕が現場でこの状態に陥ったら、『(指揮者を)見るな、俺を見ろ』とみんなに伝える」(近藤)(一同爆笑)
「コンマスに合わせればいいと」
「そりゃそやわ」
 
文字に起こしても伝わり方はいまひとつかもしれませんが、特に大倉君のしぐさとひとこと、ひとことが絶妙で、何度観ても思わず笑ってしまいます。
 
4)楽団員の本音
楽団員役50名にアンケートを実施。
一番モテる楽器は?
2位チェロ
3位ヴァイオリン
4位フルート
5位トロンボーン、ティンパニ
「ヴァイオリンがチェロに負けてるのが申し訳ないけど納得いかない」
「さっきみなさん聴いたじゃないですか。誰がメロディーを弾いてました?チェロはおんなじ音しか弾いてませんでしたよね」(NAOTO)
思わず熱く(?)なるヴァイオリニストのNAOTOさん。
「NAOTO君がディスっちゃあかんって」(村上)
「そっか」
 
1位はトランペット。
→オーケストラの花形、おいしいところを持っていく。音のとおり明るい人が多い。
「金管は音量が大きい。曲が盛り上がるとき、大きい音に旋律がいくことが多くないですか?」
「トランペットは高い音域、メロディーが通りますよね。そりゃあ一番おいしいところをトランペットが持っていくわけですよ」(NAOTO)
ヴァイオリンを抑えて1位となり、コンマスの近藤さんも、やきもち焼きぎみに「いいんじゃないですか~~」。
 
個性の強い楽器が多いのは?
1位同率でオーボエ、ビオラ
2位ヴァイオリン
 
オーボエは…変わってる人が多い
「僕もオーボエに入れました。僕自身は変だとは思ってないですけど。」(オーボエ首席/荒川)たしかに荒川さんは普通な感じニコニコ
役割としてソロやメロディーを担うことが多い、もともとそういう性格ではなくてもおのずと性格が変わっていく。
他のセクションも、楽器の個性によって変わることはあると思う、と。
 
ビオラは…面白い人が多い、個性が強い
ビオラの立場を皮肉った、ビオラジョークというのがある。
●ヴァイオリンを盗まれないようにするにはビオラのケースに入れておく
●ビオラと玉ねぎの違いは、ビオラを切り刻んでも涙を流す人はいない
これを聞いてもビオラの人は怒らないくらい心が広い人が多い。むしろ、ビオラジョークを作る人はビオラの人だったりする。
「自分たちで言って楽しみ、人に言われたら『だからなーに?』と返す」(ビオラ首席/須藤)
「それだけ度量の広い人が多いということ・・・」(NAOTO)
 
他に不満は?
!指揮者に関する意見多数!
「心臓が張り裂けそうです」(栗田)(一同爆笑)
その内容はというと…
<最初だけ少し返しますといいながら、最後まで演奏させるウソつき指揮者!!>
これに対して栗田さん、いかがですか?
「相手はプロなので、『返す』理由が必要。最初だけね、ああたしかにあそこね、といっていたのにあれ、最初だけじゃないじゃん、となると皆モチベーションが下がる」
「こういうタイプの指揮者がいらっしゃるというのはよく聞きます」
「特に初めての曲を指揮するとき、私、初めてですとはだれもいわないけど、あ、こいつ初めてだとみんな察してる。
それを知らん顔してやらなくちゃいけないので、こういう問題が起きるんだと思うんですけど」(一同笑い)
「若いときはいつも初めての曲の連続だから、なおさら。でも東フィルの皆さんはわりとそれにちゃんと付き合ってくださるタイプだと聞いています」(一同笑い)
 
お互いの腹の探り合いじゃないけど、特に初対面は大変なんだろうな~と素人でも思います。
それを乗り越えて繰り返し呼ばれるようになり、第一人者として成長していくってすごいことだなぁ。
勉強の量も半端じゃないだろうし、メンタルもタフでないと実現できないことですよね。ホントに尊敬します。
 
京子ちゃん、この時間振り返っていかがでしたか?
「めちゃくちゃ贅沢な音楽の授業。新しいことをたくさん知ることができて、今日は上質な眠りにつけそうな感じがしました」
 
「興味がわいて、行ってみたいなと思うんですけど、どんな格好で行けばいいんですか?」(錦戸)
「お好きな格好で」(近藤)
 
そしていよいよ今夜のジャムセッションは…
TRFの【CRAZY GONNA CRAZY】をオケアレンジで!
ボーカル:丸山
ティンパニ:横山
キーボード:村上
の3人も参加。
なぜTRFの楽曲を東京フィルで?
「僕も選曲に加わらせていただいたんですが、もともと小室哲哉さんの曲は、シンセサイザー1台で、オーケストラの表現を目指したようなもの。
それをこういうイメージで作ったんだろうな、と元に戻すイメージで」(NAOTO)
「オケを背負って歌うことは、普通の人はないこと。貴重な体験なので楽しみたい」(関ジャニ/丸山)
 
イントロから格調高く、これから始まる歌の世界に向けて気持ちが高まるようなアレンジ。
丸山君のやさしい声が、女の子目線の歌詞に合っていました。
横山君のティンパニの演奏姿も堂に入っていた。
久しぶりに聴いた「CRAZY GONNA CRAZY」、いい歌だなーと思いました。
 
曲が終わり、少しの余韻のあと「OKです、ありがとうございました」のディレクターの声。
ほっと緊張から解かれた丸山君
近藤さんが丸山君を見て軽くうん、うんとうなずく
オケに深々と頭を下げる丸山君、握手を求める栗田さん
拍手をするオケのメンバー
みんなで音楽を作り上げた達成感、一体感が伝わってきました。
 
11月のウィーン・フィルの日本公演を聴きながら、関ジャニのメンバーがこれを聴いたらきっと感激するだろうなー、とふと思いました。
ドボルザークの「謝肉祭」とか、ワーグナーの「神々の黄昏」とか…
売れっ子だからいつも忙しいと思うけど、あのときの体験をきっかけに、自分たちで演奏会に聴きに行く機会があればいいな~と心から思いました星キラキラ