大竹司法書士@法律ってなんだろう!? -3ページ目

消せない根抵当権 その6

新築分譲物件を内覧してから3日後、不動産屋の滝口から私の携帯に連絡があった。


「お待たせしまして申し訳ございませんでした。社長から価格の件で回答がありました。」
挨拶も早々に、私ははやる心を抑えつつ滝口に結果を促した。
「それで価格の方はどうでしたか。やっぱり4,000万円では無理でしょうか?」
「それなんですが、ご希望通りの金額でいいとのことです」


本当か?本当に4,000万円で売ってくれるのか。
私はまだ半信半疑ながら、心の中では小人が小躍りしているような気分になった。

「本当ですか、ありがとうございます」
「では、一両日中に購入されるかどうかご検討をいただいて、ご連絡いただけると言うことでよろしいでしょうか」
「はい、妻とも相談してご連絡いたします」


ヤッター、あの不動産が自分たちの物に。それも信じられないような格安で手にはいるなんて・・・・。

その夜、妻と相談したが、もちろん妻も大喜びである。
明日早速滝口に連絡して、購入の意志を伝えよう。


この時、私と妻は嬉しさのあまりすっかり浮かれていて、大事なことを忘れていた。
内覧した際に滝口が「わけ有りの物件なので」と言っていたことを・・・・。


翌日、私は滝口に連絡を取り、購入の意志を伝えた。
話し合いにより、売買契約書の締結は翌週の土曜日に、滝口の会社で行うことになった。
早く購入しないと不動産が逃げてしまうような思いを、私も妻も胸に抱いていたので、出来るだけ早い日程で売買契約をすることを望んだのだ。


翌週の土曜日、私たちは滝口の会社で重要事項の説明を受けた後、手付け金を1,000万円入れて売買契約書を作成した。
最終的な残代金全額の支払いは、銀行の資金の移動などの都合で、翌週の水曜日に支払うこととなった。


不動産の売買契約などは高額な買い物となるため、一般的には売買契約と同時には代金全額を支払わないことが多い。
民法の条文上、売買の効力は売主が相手方に所有権を移転することを約束し、相手方が代金を支払うことを約束することによって所有権は移転するとなっており、代金を実際に支払うことは移転の条件にはなっていないが、代金全額を支払ったときに所有権が移転するのが普通であり、不動産業者の売買契約書にも「不動産の所有権は、売買代金全額の支払いがあったときに甲から乙へ移転する」と記載されていることがほとんどだ。

これも司法書士事務所アルバイト時代に覚えた知識だ。


契約からの帰り道、私は大切なことを思い出した。

土地に付いている極度額3億円の根抵当権のことは何も触れていなかったが、ちゃんと抹消されるのだろうか?
そういえば売買の際は司法書士が決済の場に立ち会って、必要書類がすべてそろっていることを確認後に最終代金の支払いをするのが通常だが、登記費用の見積もりはもちろんのこと、登記の話も何も出なかったがどうなっているのだろうか?


私は急に不安に襲われ、急いで携帯を取りだし不動産屋の電話番号をダイヤルした。


To Be Continued



青山の名所 いちょう並木

今日は一日「消せない根抵当権」をお休みさせていただき、うちの近所の外苑のいちょう並木の紅葉をお楽しみください。


今年は暖かかったせいか、イチョウが色づくのも例年よりだいぶ遅く、今週に入ってやっと見頃となりました。



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神宮外苑にある絵画館前から青山通りの青山一丁目まで続くいちょう並木は、色づくその中を歩いているだけで、ドラマのワンシーンに紛れ込んだような錯覚を覚えるほど綺麗です。



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今週に入ってからは、雑誌の写真撮影などもいたる所でやってます。



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12/5までは、外苑いちょう祭りもおこなわれており、休日などはかなりのにぎわいとなっています。

もうほとんどお祭り状態です。


夜などはいちょうと正面にある絵画館がライトアップされて、絶好のデートスポットですよo(^-^)o


お近くの方は、太陽の光を浴びて輝くいちょうをぜひ見に来てください。



PS.

明日は一日、北海道 札幌に出張の予定です。


帰りはかなり遅くなる予定ですので、多分「消せない根抵当権」はお休みさせていただきます。




消せない根抵当権 その5

私たち夫婦が、運命の物件に出会った翌日のことである。

(この時すでに運命の出会いを感じていた)

私は不動産の登記簿を事前に調査することにした。
普通の人生なら、登記簿を見ることなんて一生のうち2,3回あるかどうかであろう。
しかし私は今までに何十回となく登記簿を見たことがあったのである。


実は、学生時代、先輩の紹介で3ヶ月だけだが司法書士事務所でアルバイトをしたことがあった。
最初は机の上での事務仕事がメインかと想像して入ったのだが、予想に反してほぼ100%体力勝負の仕事だった。
雨の日も風邪の日も、一日5,6カ所の登記所を毎日毎日廻らされたものだ。
もちろん仕事の内容は登記簿の調査業務。
結局3ヶ月だけでは、事務所のパソコンにすら触らせてもらえなかった。


事務所では1人厳しい先輩がいて、来る日も来る日も登記簿のイロハから調査のしかたまでたたき込まれたものだ。

今思い出してもふつふつと殺意が・・・・・。

まあ、私の話はいいとして、普通の人より登記簿にはなれており、記載内容も半分ぐらいはわかっているつもりだ。
バイトをしていた頃とは違い、今では登記簿だけならインターネットでも閲覧ができるようになったらしい。
昔のことを考えると、随分便利になったものだ。


早速私はパソコンで不動産業者の滝口から教えてもらった地番で土地の登記簿を閲覧してみた。

パソコンの画面に登記簿が表示された。


なになに、土地の広さは148.5㎡か、東京の郊外としてはまあまあの広さだ。

次に土地の所有者が記載してある甲区を見てみた。

確かに滝口の名刺に記載のある会社が所有者としてのっている。

甲区は問題ないか・・・・。


次の瞬間、私は担保権の表示がある乙区を見て絶句してしまった。


「なっ、なんだこれは、極度額3億円の根抵当権が、登記簿の最後にひっそりと自分を主張している・・・・」


ここですぐに騒ぎ立てないのが、3ヶ月間司法書士事務所でのアルバイト経験がある私の強みである。

「落ち着け、落ち着くんだ自分(・_・;)」


その時、昔先輩に教えてもらったことを思い出していた。

新築分譲の不動産の調査をしていたら、予想外の抵当権がついていたことのあった時だった。


「先輩、この不動産これから分譲する予定でまだ買い主もついていないのに、何ですでに抵当権がついているんですか?」
「これは分譲業者が建売住宅を売り出すのに、自己資金がないと銀行から借金をして土地を仕入れて、建物を建てて売るから、借金の分だけ土地に担保がついているんだ」


まだ社会をよく知らなかった私は、先輩からその話を聞かされて、感心してほんの少し先輩を尊敬したものだった。


しかし、今回の根抵当は金額が3億円とは・・・・。

今回の分譲住宅以外に、どこで何をしてこんな金額を借り入れたんだろう。


確か先輩はこんなことも言っていた。


「この抵当権は売るときはどうするんですか?こんなのがついたままだと買い主も困っちゃいますよね」

「これは売買の決済日に、買主が購入代金を売り主に支払った時、売り主はすぐ借入銀行に返済し、同時に抹消書類もその場で出してもらえる。」
「売買の登記を登記所に提出する際に、抵当権の抹消登記も連件で申請するから、売買の登記が終わったときには、抵当権も抹消されていて、買い主には不利益が出ないようになっているんだ。まあ、簡単に言うと売買代金の支払いと債務の弁済・抹消書類の交付が同時履行の条件が付いているんだな」

「わかったか、この唐変木」


一言多い奴だ、おまけに古い・・・・。


余計なことまで思い出してしまったが、今回もそういう手続きになるのだろうか。


いや、ならないとまずい!!


十分注意して話を進める必要がありそうだ。


私はとりあえず登記簿をプリントアウトし、滝口から価格の返答があった際に確認してみようと心に決めて、出社することにした。



再度のお詫び

ただいま事務所に帰り着きました。


続きがなかなか書けなくて、みなさん本当にすみませんm(__)m


この先の展開はもう頭の中で決まっているのですが、文章にする時間がとれなくて・・・・。


いいわけです(^^ゞ


ここから核心部分へ展開する予定なので、もうしばし我慢してください。


明日からまた頑張ります。


今日は、体力の限界が近づいてきたので、少し休みます。


みなさんより一足お先に、お休みなさい・・・・・(+.+)(-.-)(_ _)..zzZZ

消せない根抵当権 その4

お目当ての建物の内覧の帰りに、偶然見つけた他の新築分譲物件。


今、私たちはこの物件が欲しいと、真剣に考えている。


不動産業者の滝口は電話してくると言って、一旦席を外した。


「6,000万円の物件が4,000万円で買えるなんて、きっと無理よね」

「そーだよなー、いきなり2,000万円もの値引きなんて、出来る分けないよなー」


そうは言いつつも、私たちは心の中で、密かに淡い期待を抱いているのであった。


しばらくして滝口が電話を終えて戻ってきた。

無言である。


「どうでしたか?」

「実はねー、社長が考慮する余地はあると言うことなんですよ」


考慮する余地?


「それって、4,000万円でも売ってくれると言うことですか?」


本当に4,000万円で売ってくれるのか?


「ただし、社長が言うには、条件があるのですが・・・・」


じょ、条件??


「何でしょうか」

「この物件は実はちょっとわけ有りで、2.3日返答に時間が欲しいと言うことです」


そんなことか、でもわけ有りって何だ?


「それはかまいませんが」

「実はもう一つ条件がありまして・・・・」

「何でしょうか?」

「考える間、物件を押さえておくので、申込書と証拠金を10万円入れて欲しいとのことなのですが」


私たちは二人で相談することにした。

「2.3日待てば、もしかしたら買えるかもってことかな?」

「そういうことなんじゃない」

「もう一つの条件の申し込み証と証拠金も、物件購入を検討するときに、よくあることなんで大丈夫だよなー」


私のバックには、今日最初に見た物件を買うかもしれなかったので、念のため用意してあった現金20万円が入っている。



私は、一縷の期待にかけて、申し込みをすることにした。


「それでは、2、3日中に返答いたしますので、申し訳ございませんがお待ちください」

そう滝口の言葉に背中を押され、私たちは物件を後に帰り道についた。


「本当にあんな金額で買えるのかな~」

「そうね、2、3日だから、待って損はないでしょう」


お互い淡い期待に胸を膨らませ、今見てきた物件を思い返してみた。


帰りの電車の中

「もしかしたら買えるかもしれないので、明日インターネットで、事前に土地の登記簿を閲覧してみようか」

「そうね、調べておいた方がいいかもね」

登記簿の調査は、不動産の購入前のセオリーである。

まあ、内容を見ても、半分は意味がわからないが、あの不動産業者の所有かどうかぐらいはわかるだろう。


滝口の返事が楽しみである。



To Be Continued


次回予告


あらかじめ調査の為、登記簿を閲覧したしたのだが、そこで私が見たものとは・・・・・



消せない根抵当権 その3

男が私たちに近づいてきた。


「内覧をご希望ですか?今は他のお客様がどなたもいらっしゃらないので、ゆっくりご見学いただけますよ」


先ほどの鋭い目つきとはうってかわり、人はこんなにもすがすがしい表情が出来るのか、というぐらいの笑みを浮かべて話しかけてきた。


「先ほど電柱の看板を偶然見たもので、ちょっとどんな所か見に来ました」

「すてきな家ですね。少し中を見せてもらってもいいですか?」


「どうぞ、どうぞ、ゆっくりご見学ください」


男は川の水が流れるかのごとく、ごく自然な動作で私たちを家に招き入れた。


建物の中に入ると、外観に負けないぐらいすばらしい趣だ。
各部の仕上げも材質も悪くない(ハズだ・・・)。
私たちは内覧を進めて行くに従い、建物の作りに魅了されていった。


「ご自宅をお探しですか?」

男が見計らっていたかのように、絶妙のタイミングで声をかけてくる。


「実はこの近くに分譲中の物件があって、見に来た帰りなんですよ」
「期待してきたんですがあまり気に入らなくて・・」


「あ~、○○の物件ですか、あそこはあまり条件が良くないですからね。」


どうやら見てきた物件の情報を知っているらしい。


男の名前は滝口と言うらしい。

滝口の話では、この辺り一帯の分譲不動産を扱う地元の不動産業者だそうだ。


妻はこの家がすっかり気に入ったらしく、値段のほうが気になりだしたようだ。


「こちらはちなみに幾らぐらいで売り出しているんですか?」


一呼吸妙な間があった。


「実は、広告には6,000万円で出しているんですが・・・」


6,000万円・・・・、予算オーバーだ。

どう考えても、手持ちのお金では買えない金額だ。


妻の方を見ると、やはり私と同じように落胆した表情をしている。


私たちの表情を伺うようにしていた滝口が口を開いた。


「ご予算はいくらぐらいでお考えでしょうか?」


「今回は銀行からの借り入れなしで購入しようかと考えているので、上限でも4,000万円ぐらいで考えています」


滝口は少し考え込むような表情をした。


そしてこう切り出した。


「即答は出来ないのですが、実はこの物件を早めに売るように社長から言われていまして、自社物件※でもありますので、値段を社長に交渉することも出来ますが・・・・」

※自社物件 不動産業者が所有権を自分の会社で持っていること。所有権を持っていない場合には仲介となる。


なぜ早く売るように言われているんだ?


疑問と一抹の不安はあるものの、妻も非常に乗り気のようなので、私たちは滝口に値段の相談をしてもらうことにした。



To Be Continued


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消せない根抵当権 その2

あれは自宅を探し初めて、4件目の物件を見に行った帰り道のことだった。


今回の物件は、インターネットや新聞チラシをイヤと言うほど探して、もしやこの物件は?と期待して見に行ったのだが、正直期待外れであった。


東京郊外の某私鉄の沿線。駅から1500メートルのうたい文句も、いざ現地に着いてみれば、駅からの出口は建物が建っている方角の反対側にしか無い。
しかも建物側に行こうとすると、次の踏切まで回り込むしかない。


その時間ざっと15分・・・・・。


これは詐欺ではないのか。


雨の日の通勤は辛くなりそうだ。


物件も通勤路に負けずひどかった。

公道から私道に入り、3回ほど角を曲がったうえ、そのどん詰まりの一画。
確かに接道義務は満たしているが、道幅がかなり狭い・・・・。

私のカーレーサー並のドライビングテクニックでも無事車庫入れ出来るか不安だ・・・・。


トドメには、家のすぐ裏に10階建てのマンションが建っており、現地に着いたのはまだ3時頃だというのにすでにあたりは薄暗く、夕方の様相をていしていた。


価格の安いわけが良くわかった。残念だが今回も見送ろう。


夕焼けの濃い色があたりを包みこみはじめる中、何となく無言のまま二人で遙か遠い駅へ向かう帰り道のことだ。

電柱に「新築物件分譲」の文字が。


「新築物件だってさ、ここらでそんな情報出てなかったよな。」

「そうよね、せっかくだから覗いていきましょうか。」


私たちは立て看板の案内に誘われて、「新築物件分譲」なるものを見に行くことにした。


どうやらこの物件は公道に面しているらしい。道路付けは悪くない。

駅からも10分以内では着ける距離だろうか。

周りにも大きなマンションなどは見あたらない。



おおっ~ 、こっこれは~ (゚ー゚☆キラッ


予想外である!
二人でずっと憧れていた外国風の趣のある建物、それもフィレンツェの郊外?を彷彿させる外観ではないか。


す、すばらしい (゚◇゚*)


私たちはあまりの嬉しい出会いに、思わずその場で目を見合わせてしまった。


その時初めて、なにやら玄関の脇に目つきの鋭い男が座っていることに私たちは気づいた。


「ねえ、あの人不動産やさんかしら?」

「どうやらそのようだね、中を見せてもらうように話して見ようか。」


私たちが二人で相談をしていると、どうやら男は私たちを客だと気がついたようだ。



To Be Continued



お詫び

昨日今日と仕事に追われ、せっかく始めた「消せない抵当権」の記事の続きを書く時間が作れません。


みなさんごめんなさいしょぼん


もう一日休ませていただきます。


今日も2:00頃まで仕事になりそう・・・・・・。


また明日から、みなさんに喜んでいただけるような記事を頑張って書きま~す!



消せない根抵当権 その1

これは悪い夢なのだろうか。


大学を卒業し、一流商社に就職、その後順調に昇進した。
同期の中では一番の出世頭だったが、まわりの者の妬みや足を引っ張られることもなく、次々と大きなプロジェクトを成功させてきた。


その後30才の時には、社内でも1,2と噂される総務課の女性を妻に迎え、幸せな家庭にも恵まれた。


結婚から2年後、子供が出来たのを期に東京の郊外に自宅を購入しようと決意。

妻と二人で休みの日にはいろいろな分譲物件を見て回った。


ほどなくして、幸運にも格安の新築分譲一戸建てに巡り会い、私も妻も外観、価格共に気に入り購入することにしたのである。


 高台に建つ現在の自宅は、決して広くはないが車庫もあるし、アーチの付いた小さい庭もある。建物は木造だが3階建てで、イタリアの町の雰囲気を漂わせる外観も非常に趣があり、家族3人が住むには充分な広さもある。住み心地も悪くないどころか大変気に入っている程だ。


どこから見ても幸せな家庭のはずなのに、私は今、悪夢の中を漂っているようである。


自宅の購入費用は4,000万円。
頭金の1,000万円は妻の貯金と妻の親からの援助により用意した。
残りの3,000万円は私が親から相続したマンションを売却した資金が3,000万円程あったのでその中から支払った。


ここまでは計画に寸部の狂いもなく順調に進んでいるかに見えた。


しかし、どこで歯車が狂ったのだろうか。


現在、自宅の土地登記簿には、借りた覚えのない極度額が3億円の根抵当権が付いている。


消すことの出来ない根抵当権・・・・。


今、私の手には、裁判所から届いたばかりの不動産競売開始決定の通知が握りしめられている。



To Be Continued

秋の気配

冷たい風の吹く中を、ウインドブレーカーのジッパーを首元まで上げて散歩。


今日はそんな一日でした。


東京もやっと秋らしい気候になってきました。

暖かい日が例年より続いた分、寒さがいつも以上に感じられます。


ところで、皆さんは何で季節の変わり目を感じますか?


気温の変化、木々の色づき、空の雲、カレンダーなど色々あるでしょうが、私は香りで季節の変化を感じます。


気のせいかもしれませんが、春には春の香り、夏には夏の香り、秋には秋独特の香りがあるように思います。


私は福島の山間部で生まれ育ちました。


冬には結構な量の雪が降り積もります。


雪が降ると、あたり一面雪の香りに包まれます。

もちろん寒さや景色の変化もあるのですが、冷たい風にのって冬の香りが当たり一面に広がります。


その香りを感じると、あー、本格的な冬が来たんだなっていつも思って育ってきました。


今日の東京の風は、その一つ手前の、秋の香りを強く感じました。