日本百名山のひとつ「霧ヶ峰」の最高峰「車山」一帯に広がる大草原「車山高原」。
このところの蒸し暑さで、早くも夏バテ気味だった下界を離れ…
吹き抜ける風が心地良い「車山高原」で、大自然を目一杯満喫してきました。
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う~、何この蒸し暑さ!暑さが苦手な私にとって、夏の到来はさながら苦行の始まりです。
何とか涼しい場所への逃避を…と考えていた時、飛び込んできたのが「ニッコウキスゲ」が見頃を迎えたという情報。
そこで早速、知人を誘い「車山高原」へ。何と、40数年ぶりの再訪となりました。
7月5日10時「車山高原駐車場」に到着。ほぼほぼ快晴です。ひんやりとした風が気持ちいい!
駐車場には神戸・習志野・新潟・つくば・相模…県外ナンバーの車ばっかり。
駐車場から「車山」山頂は見えませんが、ここからリフトを利用し、山頂を目指します。
山麓から中腹までは「スカイライナー」で、中腹から山頂までは「スカイパノラマ」に乗り換え、片道約15分です。
こちらが山頂駅付近からの眺めです。大パノラマが広がり「富士山」も左後方に見えています。
眼下には大草原、その先には「白樺湖」が。爽やかな風と開放感抜群の景色、もう帰りたくない!
山頂駅から山頂までは、ほんの少し歩きます。正面に見えている「車山気象レーダー観測所」がよく目立ってる!
山頂近くに鎮座する「車山神社」へとやってきました。まずは安全祈願から。4本の御柱が青空へ突き抜けています。
そして、標高1925mの「車山」山頂に到着。背後には「北アルプス連峰」の絶景が!
山頂からの景色と爽快な風を堪能した10時45分、ここから「車山肩」を目指して下って行きます。
どちらを見ても素晴らしい景色が広がっていますが、足元は石だらけで、下を見て歩かないと危ない!
天気が良すぎるくらいです。コース上の日陰はほぼ皆無で、適当な休憩場所がありません。
また端境期なのか、花も殆ど咲いていませんでした。
風は心地良いのですが、炎天下を歩いているせいなのか少し暑くなってきました。
下山を開始して25分、一面が黄色に染まる丘が見えてきました。「ニッコウキスゲ」の群生地のようです。
11時半、「車山肩」近くまで下ってきました。
この一帯では、シカの食害から「ニッコウキスゲ」を保護する為、電気柵が設置されています。
さらに電気柵の外側にはロープ柵も張られており、その先は立入禁止になっている為、花に近づく事が出来ません。
その後「車山肩」バス停そばの飲食店で昼食。全開している窓から入ってくる風は「天然クーラー」そのものです。
食後は、飲食店近くの「ニッコウキスゲ」群生地を散策。この付近はまだ5~6分咲きといったところでしょうか?
やはり、ここもロープ柵と電気柵で仕切られており、花に近づく事は出来ませんでした。
この群生地の先にも黄色い丘が見えていたものの、見頃との情報があった「車山中腹」に期待して、先を急ぎます。
「車山肩」から「車山湿原」の木道を抜けていくと…
「スヌーピー岩」がありました。本当にそのまんまですね。
13時、この辺りが「車山中腹」だと思われる、電気柵で囲われた場所まで到着しましたが…
群生地と呼ぶ程の迫力もなく、しかもやっぱりロープ柵もあり。
これなら「車山肩」から見えた、あの黄色い丘を訪ねるんだったと後悔しきりでした。
こうして13時半「車山高原駐車場」へと無事戻ってきました。
「ニッコウキスゲ」を間近で観賞出来なかったのは残念でしたが、爽快な風と絶景を堪能し、帰路に就きま…?
ちょっと待った!このままでは終われません。次回へと続く。