野沢温泉村との境界近くに位置し、長野県の自然百選のひとつに選ばれている静寂な湖「北竜湖」。
「菜の花公園」訪問の翌朝、湖面に映り込む新緑と湖畔に咲く菜の花を求め、出かけてきました。
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「むれ水芭蕉園」見学後、飯山市へと入り、まず向かった先が「高橋まゆみ人形館」でした。
入館前、何の知識もないまま、ぶらり人形館そばにある商店街へ。
うん?この商店街なんか変。仏壇店ばかり。なにこれー。
信州いいやま観光局のホームページによれば…
「11軒もの仏壇店が軒を連ねる約300mほどの通りは、通称『仏壇通り』とも呼ばれ、年間、約1000本の仏壇が生産されています」
との事。なるほど、でも競争が激しそう。商売になるのかな?
で、14時半にようやく人形館へ。620円也。私が94万5473人目の入館者でした。
2010年4月の開館だから、月平均で7000人程度の入館者。多いのか少ないのか、皆目見当がつきませんが…
この人形館、ポスター等で見かけ、ずっと気になっていたのですが、ようやく念願叶って入館出来ました。
館内には、確かに幼かった頃の私がいました。
人形を観ていると、健在だった2人の祖母の優しい笑顔が蘇り、自分が小さかったあの頃に戻ったのです。
暖かい眼差しと、愛情いっぱいに包み込んでくれたばっちゃんの温もりや匂いを想いだし、思わず有難うと言わずにはいられませんでした。
人形から醸し出される温かさ、懐かしさがそこにはあり、心がほっこりしました。
照れ笑い孫からの思いがけないおくりもの すぼめる肩とほほ赤くして
それにしても、あまりにもリアル。子供の頃、近所にあんな人いたなぁ。
残念ながら館内は撮影禁止となっており、撮影が許されていたのは、この人形だけでした。
館内見学中に足腰への激痛が再発。仕方なく退館して車中で小休止後の15時40分、前回アップした「菜の花公園」へと向かいました。
公園見学後、ようやく本日の宿泊先である戸狩温泉に程近い「ファーストなわて館」さんへ。
ここは、スキー客を主とした温泉民宿のようです。
お風呂は小さいながら、「戸狩温泉暁の湯」から引湯しており、少し茶褐色がかったお湯でした。
「丹霞郷」「むれ水芭蕉園」「菜の花公園」で花々に魅せられ、加えて驚くほどリアルな人形達に心癒された長い一日はようやく終わりです。
足腰の痛みはあるものの、快い疲れで熟睡しました。
明けて翌朝。向かった先が「北竜湖」です。とにかく水が綺麗で、山が湖面に映り込んでいます。
こちらは「妙高山」?冠雪の山と菜の花。やっぱりいいなぁー。
さすがに「北竜湖」がハート型なのかどうかは、湖畔からではわかりませんでしたが…(笑)
「北竜湖」を後に、その近くにある「小菅神社」に参拝する事としました。折角だから奥社まで…
と、行ける所まで車を走らせましたが、ガーン!ここから徒歩で1260mの案内が…さすが、修験道の聖地。
足腰に痛みの出ている今の状態では、とても耐えられない…断念!!
次に向かったのが、「神戸の大イチョウ」です。ここにも菜の花が。やっぱ、黄色が映えます。綺麗ですね。
大イチョウの真下に見える鳥居は普通サイズです。この大イチョウ、高さが何と36mあるそうです。
イチョウの真下から見上げるとこんな感じ。
既にイチョウの葉が芽吹き始めています。紅葉シーズンにはさぞかし美しい黄色の大木となるでしょう。
この後は温泉へ。少し離れていた「湯滝温泉」を目指しました。
到着したら、何と定休日。別の温泉に入る気力も萎えてしまって…
多少時間が早いものの、昨日からの疲れもかなり溜まっており、11時帰路につく事としました。
途中、道の駅「花の駅千曲川」に立ち寄り、国道117号沿いに植えられている菜の花を撮影。
この道は「フラワーロード」とも呼ばれており、菜の花が7km強も続いているようです。
飯山市はどこまてもどこまでも、菜の花の街でした。