こんにちは。
しなのピアノクラスです。
先日、中学校の初めての同窓会がありました。
ン十ン年ぶりに、多くのかつての仲間と再会しました。
感激でいっぱいの集まりの終わり、全員で歌った曲は「大地讃頌」でした。わたしたち同窓生にとってはこの曲が、校歌にまさって、「今でも心にきらめく曲」なのです。
音楽に、記憶が閉じ込められていることってありますよね。
そのとき何を感じていたか、何に一生懸命だったのかがあふれ出してしまうような。
中学時代のことは、楽しく、切なく、またあの年齢特有の、よくわからないモヤモヤが詰まっているので、無意識にですが、あまり思い出さないようにしていたのです。
でも、時を経て顔を合わせた古い友人たち、誰ともわだかまりなく話をして、モヤモヤはいつの間にか晴れていたのかな、と思えました。
「大地讃頌」のほかにも、合唱部で歌った曲はとくに、わたしの心の中での珠玉の愛唱曲集となっています。
クラス、学年、全校で、そして部活で伴奏を担当させてもらった中学時代。
たくさんの歌を伴奏したことは、今のわたしのベースになる経験でした!
……と、すっかり思い出モードに浸ってしまいましたが、皆さんもご存知のこの厳かな名曲「大地讃頌」は、もとはピアノでなくて、オーケストラ伴奏なんですよ!
「混声合唱とオーケストラのためのカンタータ『土の歌』」(大木惇夫作詞、佐藤眞作曲)の中の1曲です。
カンタータは7曲からなり、その終曲が「大地讃頌」なのだそうです。
1962年に作曲され、1971年ごろから「大地讃頌」だけが学校でピアノ伴奏により歌われるようになり、東京から全国に広まったそうです。
合唱コンクールでは毎年新しい歌ばかりがならんで寂しい中、この曲はいつまでも残ると思います。母校では現在まで歌い継がれている「大地讃頌」。いつかオーケストラで、合唱とともに演奏してみたいです。チャンスないかなー。
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