リアコを想像してみた。
編集の締切があと1日。
校閲がおわり、あともう少し。
社内のシンプルな掛け時計を見ると
もう夜の11時を回っている。
『あー。晩御飯食べるのも面倒。何もしたくない。』
社内フロアの電気をけして、8階から1階へエレベーターに乗り、降りる。
ビルの周りは明るい。心は締切の事でいっぱいで暗い。
洸平くん。起きてるやろか。声聞きたいな。
今したら迷惑やろな。
そしたら着信が。
『あ、俺だけど。ごめん。起きてた?』
『うん、今会社でたとこ』
『え、今?今までしてたの?うわあーちょっと待ってて。』
え?っていう前に電話が切れた。
10分ぐらいかな。会社の前の木下のベンチにいたら。
『〇〇さーん!』うしろから洸平くんの声が。
え、、ええ!
『来てくれたの!なんかごめんね。』
とっさに謝ると
『なんであやまるの。俺が会いたかっただけだから。はい、これ。』
渡されたのはキンキンに冷えたマルエフ笑。
『今日も一日、おつかれ生です。』
CMでみてたの、リアルに見えるとは思わなかった〜
と、あればいーな
の話でした。
見てくれてありがとうございます。