電磁波ストーカーからの被害を救済するぞみたいな方からメッセージを頂いた。

なるほど 私はどうやらそういう側の人だと思われたらしい。

ありがとう、でも私は大丈夫です…


電磁波か そういえば何年か前に、電車の中でスマホを見てたら前に座っていたおじさんにこえをかけられた事がある。

血走った目で、手に持ったカードを見せてきたのだ。

カードを見ると、「ペースメーカー装着しています」みたいな事が書いてあった。


優先座席に座っていらっしゃったのだったかな

無言だったし、ペースメーカーを付けてるかつ、話せない病気なのかなと判断した。


実際、スマホの電磁波がペースメーカーに悪影響を与えるのかどうかはこの際関係無い。

とにかくこの人は嫌がっていて、そして私にとってスマホを見ることをやめるのは別に問題ではない。


というわけで、機内モードにしてからポケットにしまおうと思い、「ちゃんと機内モードに変えましたよ」と画面を見せて示したら、おじさんがこう、うわぁぁあ!みたいなポーズをした。


さながら、スマホの画面から何かの波動が出たようなリアクションだ。

いや、実際彼にとっては出たのだろう。電磁波って画面から出るんだ。

そして「やめ…やめろ!」と言った。なんだ、喋れるのか。


急いでスマホをポケットに入れつつ、「あぁいや、機内モードにしましたよって見せようと…」と弁明しかけたら、「機内モードなんか関係無い!電磁波やから!電磁波は!」と怒られた。

しまった。黙ってしまうべきだったかと反省。


だが同時に、あぁなるほど、この人的にはスマホという機械から既に電磁波がばーーっと放出されているのだなと分かった。

多分電源を切っていても電磁波が出てるのだろう。彼的には。

なので、「そうですね、電磁波ですね。すいません。」と謝り、そのまま本を取り出し、読み始めた。




いや、立ち去れよっていうのは分かる。

けどちょっと、意地悪がしたくなったのだ。性格が悪いもので。


勿論、「いや、離れろよ!」と言われたら離れるつもりでいた。

私としては、「機内モードが関係無いんだったらスマホをポケットにしまおうが関係無い筈で、だとしたら俺を追い払わないと辻褄が合わないぞ。さぁ追い払うのか?」と試してみたくなったのだ。


それに、阪急電車における優先座席付近のルールは以下になっている。


 阪急電鉄では、総務省の「各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針」に基づき、優先座席付近では、混雑時には携帯電話の電源をお切りいただくようお願いしています。

※混雑時とは、お客様の体同士が触れ合う程度に混雑している場合を指します。


まぁそりゃそうだ。携帯の電磁波がペースメーカーに影響を及ぼすとしたら、

マジで携帯を心臓にビタ付けレベルにくっつけた時だからな。

そしてあの時は全く混雑してなかった。

よって、別に私が席を離れなければならない理由は無く、単に私が嫌な奴というだけである。


結果、私が謝った事で納得したのか、ふすーーと鼻息を吐いて普通に座っていた。

えぇ…どういう事なの…どういう、どんな理屈なの…と思ったものだ

そもそもスマホだって多くの部品を組み合わせて作るものだが、どの時点で電磁波放出殺人マシーンにたるのだろう。


面白いものだ。


しかし、そういう方から仲間だと思われたのはちょっと、少しだけ思うところはあるな…

実際、紙一重なのだろうな。なーむー