夢を掴んだ者
「俺、神保町で働きたいんだよね」
「なんで!?」
「味と店主さんに惚れ込んだわ
それに、神保町が一番旨くね?」
「全店舗食ってねーのに語るなよ」
数年前、彼とこんな話をしながら全店制覇に向け夢中で二郎を食べ歩きました
そして去年、お互いが全店制覇
「やっぱり、神保町が一番うめぇわ」
「そうか、じゃ神保町を極めなよ」
「うん!
俺、神保リアンになる!」
そこに、味と店主さんに惚れ込んだ一人の熱狂的なジロリアンならぬ、神保リアンが誕生しました
そして…
夢が現実に…
初日に
以前、魔封波を放ったあの方が応援に行かれ、その後も次々といろいろな方が訪問されてました
慣れない仕事をなんとか乗り越えながら…
やっと独り立ちの日…
ずっとこの日を待っていた
お前の打った麺が食べたくて
三大ビューティフル二郎
本当に丁寧な盛り付けは店主さんの人柄が表れてるように感じました
「上段のやわらかさと中段の硬さ」がハッキリと認識出来る茹で具合は、これぞ妙技!
一生懸命に働く姿が初々しく、普段の彼とは違う一面を見れ、何よりも店主さんの懐の深さを垣間見ることが出来た日
「特別」
これをはかれる物があるならば
この日、僕以上に最上級の特別な二郎を食べた人は他にいないでしょう
本当にごちそうさまでした!
感無量です
いいなぁ…神保町
杏さんもこの場にいたらきっと、嫉妬しただろうなぁ
そこには幸せそうな神保リアンがいましたよ
夢を掴んだ者へ
掴んだその手、絶対に離すなよ!