森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」読みました  天然ぼけだけどかわいらしい乙女に恋をした。。。 | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

☆☆☆☆

2006年1月 301p 角川書店 「野生時代」2005年9月号、2006年3、10、11月号


○森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」読みました。


森見登美彦パワー全開の恋愛ファンタジーです。妄想気味の男子学生が、ある後輩女性に恋をしてしまいます。恋の相手の女性も、かなりすっとぼけています。


でも恋愛小説というノリより、おもしろおかし小説、それでいて、しっとりするという感じです。京都の町のことをもっと知っていたら、さらに楽しめるのにな、と思いました。


同じく京大出身の、万城目学と笑いのツボは違いますが、是非両作家とも、がんばってもらいたいものです。以下は、覚え書きです。



第一章 夜は短し歩けよ乙女
彼女は夜の京都の町を闊歩します。そこで、おかしな面々と遭遇します。私は必死で彼女の後をおっかけていきます。そして彼女は飲み比べに巻き込まれるのでした。。。


第二章 深海魚たち
彼女と、同じ本を同時にてに取るという、偶然をを装うために、私は彼女が出かけている古本市に出かけました。そこで私は彼女がある絵本を探していることを知り、私は、暑さ我慢大会に参加して、その本を得ようとします。。。


第三章 御都合主義者かく語りき
大学祭で巻き起こったゲリラ演劇、珍事件。私と彼女が急接近。。。


第四章 魔風邪恋風邪
悪性の風邪がはやりだしました。彼女だけがなぜか風邪を引きません。私は風邪を引き、彼女への思慕はますます募るのでした。そんなとき、彼女はひょんなことから、風邪の特効薬を手に入れます。。。4100




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