星新一「ショートショートセレクション 宇宙のネロ」読みました。 | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

宇宙のネロ(Amazon)

☆☆☆+

2001年2月 理論社 新潮社「ようこそ地球さん」、「ボンボンと悪夢」を底本とする



星新一「ショートショートセレクション② 宇宙のネロ」読みました。「ようこそ地球さん」、「ボンボンと悪夢」から子供用に再編集されたものです。


前回読んだ「気まぐれロボット」より、刺激的で面白かったです。ずっと前にこの本の底本「ようこそ地球さん」、「ボンボンと悪夢」も読んでいるはずですが、結末をすっかり忘れており、楽しめました。宇宙人が攻めてくる話が多かったです。印象に残ったショートショートを紹介しておきます。


「友好使節」
宇宙人がやってきた。彼らはゲジゲジのような姿、嫌な感じ。でも、心に思っていてもそんなことは言えず、人類は友好的に振る舞うのでした・・・


「復讐」
あるとき、宇宙人が来て徹底的に地球を破壊しまくります。最後に宇宙人は「悔しかったらユル星までやってこい!」と捨て台詞を残して去っていきます。生き残った人類は復讐に燃え、努力し、ユル星に向かうのですが。。。


「宇宙のネロ」
あるとき、宇宙人の偵察艇が地球にやってきました。宇宙人は遠隔操作で、面白いものを見せないと地球を破壊すると言って、どんどん地球を破壊します。しようがなく、TV番組を配信するのですが、面白くないと地球はどんどん破壊されます。どんどん番組はエスカレートしていき、人類は疲弊していきました。そんなとき一人の男が、放送に出させて欲しいと現れました。


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