坂の上の雲は、今年度から足かけ三年をかけて放送されるNHKドラマスペシャル です。
原作「坂の上の雲 第一部」のレビュー
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NHKドラマ坂の上の雲「少年の国」(第1部 第1回)
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1884年(明治17年)、秋山真之(さねゆき)(本木雅弘)は、正岡常規(子規)(香川照之)と、大学予備門に合格します。
大学予備門にはいると、教科書は全部直輸入。英語がわからないとお話になりません。大志を抱いて上京してきた正岡常規ですが、英語が本当に苦手です、だから、どうしてもよい点を取ることができません。彼は、野球や俳句などに次第にはまっていきます。。。
秋山真之は、テストのヤマをたてるのが上手です。だから成績は決して悪くありません。でも、このまま、学問の道に進んで良いのか悩みます。
真之は、海軍兵学校に入る決心をし、兄の秋山好古(あきやまよしふる)(阿部寛)に相談しました。。。
一方、好古は好古で、決断を迫られていました。 1887年(明治20年)、好古は旧松山藩主久松家の家令・藤野(宝田明)から、フランスの軍隊に留学が決まった元の伊予の若殿のお供として、フランスに行くように頼まれます。。
ということで、NHKドラマ坂の上の雲「星雲」(第1部 第2回)見ました。見る前は気合いがい必要ですが、見始めるとやはり面白いですね。
今回は、正岡常規(子規)の妹・律(菅野美穂)と真之の交流が描かれていました。律は結局結婚がうまく行かず。松山の正岡家に戻ってきてしまいますが、言葉にならない二人の感情(表情を見れば大体わかりますが)にヤキモキさせられます。司馬遼太郎の原作にはこんなところはあまり強調されていなかったような気がします。でも、こういう演出が、ドラマを見やすくしているのでしょうね。
それと比べると、真之が海軍に入る動機や好古がフランスへ行く理由の描写が薄いような気がしました。やはり、ドラマの放送回数が少ないので、先へ先へと急いでいるのでしょうね。どうせなら、一年間大河ドラマでやってくれたらよかったのに、と今更ながら思ってしまいます。。。
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