藤崎聖人「ワイルドライフ WILD LIFE」8巻を読みました・・・ | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

ワイルドライフ Volume8
☆☆☆☆少年サンデーコミックス2004年10月
7巻の紹介 はこちら

主人公の岩城鉄生(いわしろてっしょう)は、絶対音感を持っている、動物を思う気持ちはだれにも負けない熱血漢あふれる獣医です。知識は少ないですが,情熱でカバーします.


今回の主な畜患(病気の動物の患者のことです)は、木,馬です・・・


今回,新キャラとして,木々機リン(ききき りん 変な名前!)が登場します.彼は獣医でもあり,樹木医でもあります.彼は,木々の心を理解します.だから木が痛んでいると,怒れてしまう二重人格的なところがあります.でも,それには訳がありました・・・前巻の終わりから,5回にかけて続く,木々機リンが主役の話,ちょっと感動的です.ホロッとしてしまいました...


競争馬の話.高宮院長が出産させた馬の調子が悪いので,鉄生たちが治療にいくわけですが・・・この話は次巻に続きます


その他,食品偽装の話が取り上げられています.ふぐの天然物とそうでないものの見分け方(養殖物は歯の裏が黒い,刺身がグレの線が入っている,),おいしいマグロの赤身は赤黒い赤身,輸入牛肉は日本に来るまで時間がかかるので,白身に赤身肉の肉汁が浸透してしまう,牛肉の場合,新鮮なものは肉汁が透明な赤色(悪いものは赤黒くてねばねば)だそうです.


ますますおもしろくなってくる8巻でした.