ドル続落、107円台後半=午後に売りが優勢〔東京外為〕(19日午後5時) | 株で儲けよう!!

ドル続落、107円台後半=午後に売りが優勢〔東京外為〕(19日午後5時)

19日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、続落。午後に入って利食いなどのドル売り・円買いが優勢となり、午後5時現在で1ドル=107円75―78銭と前日(午後5時、108円02―05銭)比27銭のドル安・円高で推移している。
朝方に金利差が意識されてドル買い・円売りが先行し、ドルは一時108円29銭を付けた。しかし午後に入ってドル売り・円買いの動きが強まって、107円台後半まで下落した。
市場では「(午後に)ドルやポンドを売って円を買う大口の動きが複数があったもようだ」(邦銀)との声があった。「欧米金融機関がサブプライム関連の損失を計上するなどのうわさが絶えず、市場参加者は今もドルを買い進めにくい状況。ただポジション自体はまだ円ロングであり、持ち高調整が予想されるため、ドルがこのまま一方向に値を下げることは考えにくい」(同)という。
また「中国の利上げ観測が強いほか、米系証券の損失が伝えられるなどし、投資家が株価下落への連想からリスク回避姿勢を強め、ドル売り・円買いを進めたようだ。利食いのドル売りも出ている」(欧州系銀行)との指摘もあった。
ユーロは対円で上昇。午後5時現在、1ユーロ=158円75―78銭(前日午後5時、158円50―53銭)、対ドルでも強含み、1.4731―34ドル(同、1.4672―75ドル)。(了)