東芝、HD DVD全面撤退発表=次世代、ブルーレイ一本化-規格争い2年半決着 | 株で儲けよう!!

東芝、HD DVD全面撤退発表=次世代、ブルーレイ一本化-規格争い2年半決着

東芝は19日、同社が推進してきた次世代DVD規格「HD DVD」対応のレコーダーなど関連機器の開発・生産を停止し、3月末をめどに事業から撤退すると正式発表した。事業撤退費用は数百億円の見込み。これにより、電機メーカーに加え、ハリウッドの大手映画会社や米マイクロソフトなども巻き込んで主導権が争われた次世代DVD規格は、ソニーや松下電器産業などが推すブルーレイ・ディスク(BD)に一本化される。
家庭用ビデオのVHSとベータマックスの規格争いは10年以上に及んだが、次世代DVD規格は2005年夏の統一交渉決裂から約2年半で決着した。互換性のない2規格の長期併存が回避され、消費者の混乱は小幅にとどまる。BDへの一本化により、今後は現行DVDから高精細映像を記録できる次世代DVDへの製品移行が加速する見通しだ。