こんにちは、歯科医のShinです🦷
診療室で30代の女性患者さんから、けっこうな確率でこの相談を受けます。
「自宅でホワイトニング歯磨き粉、3か月続けてるのに…ぜんぜん白くならないんです」
鏡を見てため息、写真に写った自分の歯にちょっとショック。気持ち、すごくわかります。
そして、ほぼ全員に共通する「白くならない理由」が、実は3パターンに集約されます。今日はそれを書いておきますね。
① そもそも「セルフでは落ちない着色」だったパターン
ホワイトニング歯磨き粉が落とせるのは、基本的に歯の表面についた外因性のステイン(コーヒー・紅茶・赤ワイン・カレーなどの色素汚れ)です💡
でも、白くなりたい人の悩みって、たいていそこじゃないんですよね。
- もともとの歯の色(黄色っぽい)
- 加齢で象牙質が透けて見える
- 抗生剤の影響で内部から着色している
これは「内因性の着色」と呼ばれて、歯磨き粉では原理的に落ちません。落とすにはオフィスホワイトニングなど、過酸化水素を使うプロのケアが必要になります。
自分がどちらタイプか分からない方は、歯科医が解説しているホワイトニングの始め方ガイドに「内因性 vs 外因性」の見分け方を載せているので、まず読んでみてください。
② 知覚過敏でしみるから、力を入れて磨けていないパターン
意外と多いのがこれです🌷
「白くなりたい!」と思って研磨剤の強い歯磨き粉に変えた途端、しみるようになって、結局やさしく短時間しか磨けない…という悪循環。
診療室では、まず知覚過敏のケアを先に済ませてからホワイトニングに進むことを勧めています。順番が逆だと、しみてストレス→続かない→さらに着色、というループに入りやすいんです。
「冷たい水でキーンとなる」「歯磨き粉がしみる」がある方は、先に知覚過敏向け歯磨き粉の選び方のほうから整えるのが結局いちばん近道だったりします。
③ そもそも歯磨き粉の選び方が「美白用」になっていなかったパターン
「ホワイトニング」と書いてあっても、配合されている成分はピンキリです🔍
表面着色を落とすのが目的なら、ポリリン酸ナトリウム・ハイドロキシアパタイト・PEG-8 など、ステインを浮かせて落とす系の成分が入っているかをチェック。
「ホワイトニング」とパッケージにあるだけで、実態はフッ素強化メインの虫歯予防歯磨き粉、ということもよくあります。
成分の見方は虫歯・知覚過敏・ホワイトニング 悩み別の歯磨き粉成分比較に詳しくまとめてあるので、買い替え前に5分だけ目を通してみてください。
3か月変化なしなら、いったん休んで歯科で相談を
セルフで3か月続けても変化を感じないなら、それは「方法が合っていない」サインです💌
続けても歯の表面が削れて知覚過敏のリスクが上がるだけなので、いったんセルフは休んで、歯科クリーニング+必要ならオフィスホワイトニングの相談をしてみるのが、結果的に時間もお金も無駄になりません。
ホワイトニングは「正しい順番」と「正しい成分選び」で、ちゃんと結果は出ます。焦らず、自分のタイプに合った方法を選んでくださいね🦷