先日、40代の女性患者さんから、少し困った顔でこんな相談を受けました😌

「歯周病にいいって聞いて、ちょっと高い歯磨き粉に替えたんです。なのに、歯みがきのたびに歯ぐきから血が出るのが全然おさまらなくて…」

お口の中を拝見すると、歯磨き粉は確かに評判のいいものでした。でも、出血の原因は歯磨き粉そのものではなかったんです💦

■ 「いい歯磨き粉」なのに効かない、よくある落とし穴

歯周病の出血のもとは、歯と歯ぐきの境目にこびりついた細菌のかたまり(バイオフィルム)です。どんなに殺菌成分の入った歯磨き粉でも、その成分が汚れの上をすべっているだけだと、奥の細菌には届きません。この患者さんは、歯ブラシを歯の面に平らに当てていて、いちばん大事な「境目のポケット」に毛先が入っていませんでした。

■ 見直したのは「成分」より先に「当て方と組み合わせ」

①歯ブラシは境目に45度で、やさしく小刻みに
②歯と歯の間は歯ブラシだけでは6割ほどしか取れないので、フロスや歯間ブラシを足す
③そのうえで、殺菌成分+抗炎症成分(トラネキサム酸など)の歯磨き粉を、就寝前にしっかり届かせる

数週間後、「血が出る回数がぐっと減りました」と笑顔で来てくださいました😊 歯磨き粉のグレードを上げる前に、届かせる土台を整えるのが先だったんですね。

■ 歯磨き粉そのものの選び方も大事

もちろん、土台が整えば歯磨き粉選びも効いてきます。殺菌成分(CHX・CPC・IPMP)と抗炎症成分をどう見分けるか、6製品を成分とコストで比較しました。

歯周病の歯磨き粉 最強6選|歯科医ランキング(成分で選ぶ)

歯ブラシで届かない歯間のケアはこちら。

フロスと歯間ブラシの使い分け(歯科医監修)

仕上げに使う洗口液の選び方はこちら。

マウスウォッシュ・洗口液の選び方(歯科医監修)

※歯ぐきのぐらつきや強い出血が続くときは、セルフケアで抱え込まず歯科で相談してくださいね。