光ー改稿ー | shin

shin

とりあえず詩やら色々

得体の
しれない衝動が
この心に満ちてくるまで

あと何秒


四肢を大地に投げ出し
全身に太陽光を浴びて


そっと眼を閉じる


大鷲が空を翔ぶ
凍れる連なる山々
どこまでも広がる草原
群れ駆ける獣たち


濁りない
あざやかな心象風景



光がこの身体を透かして
世界の裏側まで通りすぎる



身じろぎもせずに
なすがままにまかせよう


何もかも忘れて
小さな自分に還っていけば
そこは素の命


芯を構成するには
あまりに多すぎるものは
邪魔にしかならないから



古い卵殻に
捨て去ってしまおう



ひかり

ひかり



ひかりを全身に浴びて


やがて

光に溶けて行く