こんばんは。

シンさん家のワイコですビックリマーク


本日はようこそいらっしゃいました日本酒





悲しいなぁと思ってしまって…。



出生前診断やダウン症に関する

ニュースや動画に付く

コメントのことです。









「子どもの頃ダウン症の子にケガをさせられた。

だからダウン症は怖い。

ダウン症は嫌い。」



「ダウン症は嫌い。」



この言葉、

キツいです。



悲しいなぁ。



本当に。








一人のダウン症の子がケガをさせたことで、

ダウン症をもつ人は全員『悪』という、

一括りにしてしまう考え方なんですよね。



…ということは、

ケイナも『悪』なんだなぁ…。








ケイナはケガをさせられたことは

何度かあります。



相手はダウン症ではありません。



ケガをさせられ、

目からダラダラ出血したこともあります。



でも、

ケイナがケガをさせたことはありません。






「ダウン症の子にケガをさせられたから

ダウン症は嫌い」

という言い方はするのに、

健常児にケガをさせられた場合、

「◯◯ちゃんにケガをさせられた」

とは言っても、

「健常な子にケガをさせられたから

健常児は嫌い」

って言わないですよね。



「ダウン症児にケガをさせられたから

ダウン症は嫌い」

と書かれてしまうと、

情報を受け取る側は、

「ダウン症をもつ人は

他人を攻撃する危険な障害者」

と思ってしまいませんか?



今までなら怒りでいっぱいになるんですが、

なんだか悲しくなってしまいました。







私は、

ダウン症への理解を求めて

10年もブログを書き続けてきました。



まあ、

私のブログを読んでくださる方は少ないので、

元々意味のある発信だったのかは

分かりませんが。



でも、

理解して欲しい人・伝わって欲しい人には

やっぱり

何をどう発信しても

伝わることはないのかもしれません。








「ダウン症児にケガをさせられた。

ダウン症は怖い。

ダウン症は嫌い。」



「もっと出生前診断をやるようにして、

トリソミーは生まれないようにするべき。」



「ダウン症がイヤだから出生前診断をします。」



「胎児がダウン症だったので墮ろしました。」




一括りにされたダウン症児の母である私には、

顔も名前も知らない

スマホやパソコンの向こうの人達に、

ケイナが危険人物扱いされ、

嫌われ、

生きている価値がないとまで

言われているように思えてしまうんです。



自分の子どもが

ここまで言われることのせつなさを

想像すらしてもらえない。









「ダウン症は嫌い。」



私はこの先も何度も

この言葉を見たり聞いたりしていくのでしょう。



この世にダウン症をもつ人が存在していて、

その家族も存在しているのに、

当事者とその家族を傷つける発言ができる

健常者の方が、

私はよっぽど怖いです。






知的障害のある、

ダウン症ではない障害をもつ子のママに、

ダウン症に対する偏見の話を

聞いてもらっている時。



私が

「多様性多様性って言うけどさー」

まで言うと、

そのママ友が、

「“多様性”の中に知的障害者は入ってないから」

とズバリ、

それはもう気持ちいいほどはっきりと

言いました。



まさににその通り。



“多様性”の中に知的障害者は入っていない。



そして…。



“多様性”の中にダウン症も入っていませんね。






それではこの辺で。

またお立ち寄り下さいパー