運輸業では燃料高が響いて昨年度の倒産が増加に転じている。
ある関西の運輸会社の負債総額は約20億円程度。人件費などの負担増にコロナ禍による受注減が重なり、21年には取引金融機関に支払いの猶予を要請していた。合理化による立て直しを狙ったものの、最近の急激な燃料費高騰を受けて破産に至った。
現在、急速な円安が輸入コストの増加に拍車をかけている。この影響により、多くの運輸業でコスト上昇したことなどが響き、破産を申請したようだ。
この円安は、自動車業界では恩恵を受けているが、多くの企業ではコスト増が負担となり、かなり厳しい状況が続いている。