整体とマッサージ (5)
みなさん、こんにちは。
無痛整体師、武道家の西田です。
「整体とマッサージ」というテーマで、過去4回の記事投稿をしました。
整体とマッサージ(1)
整体とマッサージ(2)
整体とマッサージ(3)
整体とマッサージ(4)
(※ぜひ上記リンク先記事も、ご一読ください。)
私共の整体院では、肩こりの解消のために、具体的に何をするか。
今回は、その続きを書きます。
私共の整体院で「実行」すること。
それは、次の二つです。
1、施術
2、指導
まず、施術からご説明いたします。
私共の施術は、一般的に整体と聞いて想像される施術とは、大きくかけ離れていると思います。
ごく微弱な刺激しか与えず、しかも短時間で済ませる。
初めて受けたほぼ全員が「何をされたかわからない」とおっしゃいます。
具体的には、そっと触れたり、軽く引いたり、やさしく揺らしたり・・・
そんな施術です。
「こんな弱くて、いいのですか?」
お客さまから、よく聞かれます。
私は、次のようにお答えいたします。
「弱くなければ、いけないのです」
施術の目的は、筋肉に対する脳の指令の正常化です。
脳の緊張命令を解除し、正しく筋肉を制御できるようにすることです。
そのために、脳に安心感を与える。
それが、私共の施術で主として行っていることです。
一時も休むことなく、常に身体をくまなく監視し、身体各部位から送られてくる情報を検知し、統合し、瞬時に判断と命令をし続けている「身体脳」。
この身体脳の感度と働きは、非常に精密で、繊細です。
身体脳の最大の使命は、生命維持です。
そのために、強い刺激は無条件に「攻撃」と判断します。
そして、身体に緊張命令を出します。
適度な刺激は、身体脳は、観察をします。
弱い刺激ほど、感知しようとします。
そして、安全だと判断すれば、身体に緊張解除命令を出します。
私共の施術は、この身体脳の特性を使ったものです。
ゆえに、ごく微弱な刺激しか与えないのです。
私共の整体法における、三大原則があります。
それは、次の通りです。
1、痛いことをしない、無理なことをしない
2、痛い体勢、無理な体勢をとらせない
3、できることをする
痛みは、身体からの警告信号、危険信号です。
無視しては、なりません。
身体の無用な過緊張を招き、不調和や歪みの原因を作るからです。
上記の三大原則を守りながら、身体脳の特性を利用し、全身の不要な緊張命令を解除し、身体脳の制御を正常化させる。
それが、私共の整体法の基本原理です。
特別な場合以外、常に、全身に施術をします。
なぜなら、人間はどのような動作でも、全身が関与するからです。
極端に申せば、足の指を動せば、頭部の筋肉も動きます。
筋肉は分断されて配置されていても、筋膜という組織でつながっており、必ず連携、調和しながら動くからです。
また、身体には約60兆個の細胞があります。
細胞一つひとつが生き物であり、個別の意識があると言われています。
細胞間では、人智の及ばない呼応や連携がされていると考えられています。
ゆえに私共では、
局所の痛みや症状であっても、全身の調和をはかり、根本治癒や真の健康体に導くという考えのもと、施術をいたします。
施術においては、さまざまな手法があります。
一例を上げますと、静圧法、軽擦法、可動法、動作法、捻転法等です。
前述の通り、いずれも、ごくやさしい刺激しか与えません。
実際に受けてみられるとよくおわかりいただけると思いますが、マッサージとは理論も手技も、異なります。
中国発祥の推拿(すいな)とも、まったく異なります。
もちろん、カイロプラクティックでもありません。
その発祥や系譜については、機会を改めて述べたいと思います。
私共の整体法は、痛みや症状の根治を目的としています。
それに加え、高いリラクゼーション効果もあります。
身体脳の緊張命令が解かれ、自律神経のバランスが整うからです。
そのため、原因不明の自律神経失調症などにも、高い効果を発揮します。
全身の調整をした結果、どのように変化したかを確認します。
施術直後には、変化の自覚がない場合もあります。
もちろん、劇的な変化を感じる場合もあります。
信じられないくらいに肩が軽くなった、そういう方も多いです。
みなさん、たいへん不思議がられます。
こりや痛みや症状には、さまざまな原因や要素があります。
原因は、生活習慣、つまり経験の中にあります。
経験はその人独自のものであるゆえ、個人差があるのは仕方ないことです。
しかし、身体は必ず変化します。
施術が引き金となり、変化は数日間に及びます。
初めて施術を受けた方には、当日含めて三日間、経過観察を勧めます。
その上で、次の対処を考えるようにしています。
また、施術直後に変化が自覚できず、全身の調整だけでは足りないと判断した場合は、さらに細かな調整をします。
肩こりの原因は肩周辺だけに限らないと、以前の記事でお伝えしました。
足首や手首の不具合が、深刻な影響を及ぼす場合もあります。
特に捻挫やムチ打ち等の怪我の後遺症は、別のアプローチが必要です。
これまた、さまざまな手法がありますが、いずれも微弱刺激です。
手技によっては、多少圧を加えることもありますが、計算の上です。
また、いずれの場合も、無痛です。
ここまでお読みいただいてお分かりいただけると思いますが、施術の内容は、一人ひとり異なります。
また、同じ人であっても、毎回異なります。
その都度、詳しくお話を伺い、観察し、感じながら内容を決めます。
ゆえに、コースなど作りようがないのです。
文面だけでは、おわかりいただけないことと思います。
以下のリンク先に、施術の動画を掲載しています。
参考までに、ぜひご覧ください。
http://www.bra-vo.jp/2012/06/21/rakurakudou/
また、施術は実際受けていただくのが、いちばんです。
来る11月23日(祝)は、開店記念日ゆえ、特別な料金で対応いたします。
17時~、1名のみ枠が残っています。
ご希望の方は、以下のリンク先をご一読の上、お申し込みください。
http://shin2raku2do.jp/index.php?go=1fIFP6
さて、長い長いこのシリーズ、次回が最終です。
次回は、どのように根本治癒に導くのか、それについて書きます。
マッサージとの違いが、さらに明らかになることでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
整体とマッサージ(6)へ続く
無痛整体師、武道家の西田です。
「整体とマッサージ」というテーマで、過去4回の記事投稿をしました。
整体とマッサージ(1)
整体とマッサージ(2)
整体とマッサージ(3)
整体とマッサージ(4)
(※ぜひ上記リンク先記事も、ご一読ください。)
私共の整体院では、肩こりの解消のために、具体的に何をするか。
今回は、その続きを書きます。
私共の整体院で「実行」すること。
それは、次の二つです。
1、施術
2、指導
まず、施術からご説明いたします。

私共の施術は、一般的に整体と聞いて想像される施術とは、大きくかけ離れていると思います。
ごく微弱な刺激しか与えず、しかも短時間で済ませる。
初めて受けたほぼ全員が「何をされたかわからない」とおっしゃいます。
具体的には、そっと触れたり、軽く引いたり、やさしく揺らしたり・・・
そんな施術です。
「こんな弱くて、いいのですか?」
お客さまから、よく聞かれます。
私は、次のようにお答えいたします。
「弱くなければ、いけないのです」
施術の目的は、筋肉に対する脳の指令の正常化です。
脳の緊張命令を解除し、正しく筋肉を制御できるようにすることです。
そのために、脳に安心感を与える。
それが、私共の施術で主として行っていることです。
一時も休むことなく、常に身体をくまなく監視し、身体各部位から送られてくる情報を検知し、統合し、瞬時に判断と命令をし続けている「身体脳」。
この身体脳の感度と働きは、非常に精密で、繊細です。
身体脳の最大の使命は、生命維持です。
そのために、強い刺激は無条件に「攻撃」と判断します。
そして、身体に緊張命令を出します。
適度な刺激は、身体脳は、観察をします。
弱い刺激ほど、感知しようとします。
そして、安全だと判断すれば、身体に緊張解除命令を出します。
私共の施術は、この身体脳の特性を使ったものです。
ゆえに、ごく微弱な刺激しか与えないのです。
私共の整体法における、三大原則があります。
それは、次の通りです。
1、痛いことをしない、無理なことをしない
2、痛い体勢、無理な体勢をとらせない
3、できることをする
痛みは、身体からの警告信号、危険信号です。
無視しては、なりません。
身体の無用な過緊張を招き、不調和や歪みの原因を作るからです。
上記の三大原則を守りながら、身体脳の特性を利用し、全身の不要な緊張命令を解除し、身体脳の制御を正常化させる。
それが、私共の整体法の基本原理です。
特別な場合以外、常に、全身に施術をします。
なぜなら、人間はどのような動作でも、全身が関与するからです。
極端に申せば、足の指を動せば、頭部の筋肉も動きます。
筋肉は分断されて配置されていても、筋膜という組織でつながっており、必ず連携、調和しながら動くからです。
また、身体には約60兆個の細胞があります。
細胞一つひとつが生き物であり、個別の意識があると言われています。
細胞間では、人智の及ばない呼応や連携がされていると考えられています。
ゆえに私共では、
局所の痛みや症状であっても、全身の調和をはかり、根本治癒や真の健康体に導くという考えのもと、施術をいたします。

施術においては、さまざまな手法があります。
一例を上げますと、静圧法、軽擦法、可動法、動作法、捻転法等です。
前述の通り、いずれも、ごくやさしい刺激しか与えません。
実際に受けてみられるとよくおわかりいただけると思いますが、マッサージとは理論も手技も、異なります。
中国発祥の推拿(すいな)とも、まったく異なります。
もちろん、カイロプラクティックでもありません。
その発祥や系譜については、機会を改めて述べたいと思います。
私共の整体法は、痛みや症状の根治を目的としています。
それに加え、高いリラクゼーション効果もあります。
身体脳の緊張命令が解かれ、自律神経のバランスが整うからです。
そのため、原因不明の自律神経失調症などにも、高い効果を発揮します。
全身の調整をした結果、どのように変化したかを確認します。
施術直後には、変化の自覚がない場合もあります。
もちろん、劇的な変化を感じる場合もあります。
信じられないくらいに肩が軽くなった、そういう方も多いです。
みなさん、たいへん不思議がられます。
こりや痛みや症状には、さまざまな原因や要素があります。
原因は、生活習慣、つまり経験の中にあります。
経験はその人独自のものであるゆえ、個人差があるのは仕方ないことです。
しかし、身体は必ず変化します。
施術が引き金となり、変化は数日間に及びます。
初めて施術を受けた方には、当日含めて三日間、経過観察を勧めます。
その上で、次の対処を考えるようにしています。
また、施術直後に変化が自覚できず、全身の調整だけでは足りないと判断した場合は、さらに細かな調整をします。
肩こりの原因は肩周辺だけに限らないと、以前の記事でお伝えしました。
足首や手首の不具合が、深刻な影響を及ぼす場合もあります。
特に捻挫やムチ打ち等の怪我の後遺症は、別のアプローチが必要です。

これまた、さまざまな手法がありますが、いずれも微弱刺激です。
手技によっては、多少圧を加えることもありますが、計算の上です。
また、いずれの場合も、無痛です。
ここまでお読みいただいてお分かりいただけると思いますが、施術の内容は、一人ひとり異なります。
また、同じ人であっても、毎回異なります。
その都度、詳しくお話を伺い、観察し、感じながら内容を決めます。
ゆえに、コースなど作りようがないのです。
文面だけでは、おわかりいただけないことと思います。
以下のリンク先に、施術の動画を掲載しています。
参考までに、ぜひご覧ください。
http://www.bra-vo.jp/2012/06/21/rakurakudou/
また、施術は実際受けていただくのが、いちばんです。
来る11月23日(祝)は、開店記念日ゆえ、特別な料金で対応いたします。
17時~、1名のみ枠が残っています。
ご希望の方は、以下のリンク先をご一読の上、お申し込みください。
http://shin2raku2do.jp/index.php?go=1fIFP6
さて、長い長いこのシリーズ、次回が最終です。
次回は、どのように根本治癒に導くのか、それについて書きます。
マッサージとの違いが、さらに明らかになることでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
整体とマッサージ(6)へ続く