合気道は護身術ですか? | 「整体師」という生き方 ~ 一灯照隅、万灯照国 ~

合気道は護身術ですか?

みなさん、こんにちは。
無痛整体師、武道家の西田です。

「合気道は護身術ですか?」

よく、そのように聞かれます。

これは、少し難しい質問です。
そうだとも答えられるし、違うとも答えられる。
でも、私は、

「究極の護身術です」

と答えるようにしています。
ただし、誤解はしないでください、と付け加えます。

女性が、暴漢に襲われ、鮮やかに投げ飛ばせるかというと、そうではない。
絶対に不可能とは言わないが、それには、相当の鍛錬が必要です。
暴漢は手段を選びませんし、複数人の場合もあります。
何よりも、男女の力差は、圧倒的です。
ゆえに、単に暴力対策と考えるならば、護身術としてはやや心もとない。
それが、正直なところです。

しかし、実際には、暴力的攻撃に遭うことは、ごくまれでしょう。
それよりも、いじめ、ストレス、仕事の重圧、自然災害、人間関係のいざこざ等、日常の様々なことから、自分の心身を護ること。
そちらの方が、現実的には大切でしょう。

暴力対策と、日常対策。
いずれの場合も、護身は、次の三つに集約できると私は考えています。

隙を作らない。
危険に近寄らない、引き寄せない。
決意と覚悟の伴った実践。

これらの能力を、型稽古を通じて、血肉としていく。
それが、護身術として、合気道を活かす方法だと私は考えています。

そもそも、合気道は「和」の武道と言われています。
敵と調和する、いや敵そのものを作らない。
それが、究極の合気道技です。
究極の護身術と申し上げる理由のひとつは、ここにもあります。

護身とは、生きること、生き抜くことです。

現代は、生き苦しい(息苦しい)時代とも言われています。
そのような中で、いかに生きるか、生き抜くか。
そのための不易流行の智恵と実践ノウハウが、合気道にはあります。

「整体師」という生き方 ~あなたがあなたであるために、心と身体にやさしさ、ぬくもり、安らぎを~

合気道は、誰もが、自分のペースで稽古ができます。
老若男女を問いません。
私も、30代半ばで、ゼロから始めました。
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合気道とは、どのようなものか。
その本義を知るには、創始者の言葉をたどるのがいちばんです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。