心身楽々堂、床上浸水に遭う(2) | 「整体師」という生き方 ~ 一灯照隅、万灯照国 ~

心身楽々堂、床上浸水に遭う(2)

みなさん、こんにちは。
無痛整体師、武道家の西田です。

心身楽々堂、床上浸水に遭う(1) からの続きです。
(※現在は復旧し、通常営業をしております)

作業は難航しましたが、不思議と愚痴や嘆きの気持ちはありませんでした。
ものごとには、本来、善悪はない。
そして、生じたことはすべて必要必然、自分が招き寄せたこと。
ゆえに、淡々と受け入れ、できることをするしかない。
そういう気持ちで、作業を進めていました。

さて、心身楽々堂では、施術台として「畳ユニット」を使用しています。
これを12台連結して、設置しています。
この畳ユニットが、すべて水浸しになりました。

さらに困ったことに、畳ユニットは、収納庫としても利用しています。
収納物は、タオル、敷きもの、毛布、衣類、書類など・・・
すべて水浸しです。

畳ユニットから収納物を取り出し、たまった水を捨てる。
そして、畳ユニットを干して、乾燥させる。
これが、非常に手間がかかる作業でした。

水を含んだ収納物は、基本的にはすべて廃棄。
廃棄処分にしたものは、45リットルのゴミ袋約30個分になりました。
市の災害対策本部に連絡をすると、翌日に引き取りに来てくれるとのこと。
これは、非常に助かりました。

この作業にかなり時間がかかり、夜になりました。
畳ユニットを外に放置したまま帰ることは、できません。
室内の空いたスペースに、並べました。
その光景が、これです。

「整体師」という生き方 ~あなたがあなたであるために、心と身体にやさしさ、ぬくもり、安らぎを~

ご覧の通り、びっしょり濡れた状態であり、乾燥はまだまだ先です。
果たして、いつ終わるのか・・・
この時点で、翌日の営業はあきらめました。

実は、畳ユニットをすべて撤去したのは、開店以来、初めてのこと。
ちょうどよい機会なので、徹底的に掃除をしよう。
水害に遭う以前よりも、美しい状態にしよう。
そのため、明日一日かけよう。

深夜にそう決めて、この日の作業を終えました。
粛々と進めていた作業が、楽しいものになりそうな予感がしました。

⇒ 「心身楽々堂、床上浸水に遭う(3)」 に続く