「整体師の手」を作る | 「整体師」という生き方 ~ 一灯照隅、万灯照国 ~

「整体師の手」を作る

みなさん、こんにちは。
無痛整体師、武道家の西田です。

手は、整体師にとって、とても大切なものです。

特に私たちの整体法は、繊細な手技のみで施術します。
手は、センサーであり、道具であり、エネルギーの出入口でもあります。
ゆえに「手をいかに作るか」が、非常に重要です。

「整体師」という生き方 ~あなたがあなたであるために、心と身体にやさしさ、ぬくもり、安らぎを~
画像は、亜紀先生のブログからお借りしました・・・

いちばんは、たくさんの人の身体に触れさせていただくことです。
人に触れることにより、手はやさしく、やわらかくなります。
ただし、漫然と触れていては、いけません。

心で触れることが、大切です。
つまり、愛と、思いやりと、感謝の気持ちをもって、触れること。
手に心を集中させ、多くを感じ取るように努力すること。
ただし、力みや、強すぎる想いは、妨げとなりますので、要注意です。

自分で訓練する場合は、「合掌行気法」が有効です。

「整体師」という生き方 ~あなたがあなたであるために、心と身体にやさしさ、ぬくもり、安らぎを~

簡単に、やり方を述べます。

上体を立て、リラックスし、胸の前で、合掌をします。
手のひらどうしは、若干離した方がよいでしょう(1センチ程度)。
心肺の呼吸に合わせ、手のひらで呼吸をします。
つまり、手のひらで息を吸ったり、吐いたりするのです。
この際、丹田呼吸(腹式呼吸)を組み合わせると、よいでしょう。

最初は、何のことか、わからないと思います。
でも、まずは「つもり」でいいので、やってみてください。
そのうち、手のひらがスゥーッと涼しく感じたり、ほんわかと温かく感じるようになります。
ピリピリとした感じがすることも、あります。
ふわふわとした「何か」を感じることも、あります。
それらが、「気」です。
そうやって、気が出やすく、気を感知しやすい手を作るのです。

なお、合掌行気法は、いろんなやり方があります。
ネットで検索したり、書籍を読んだりして、調べてみてください。
そして、実践してみてください。

いちばんお勧めの参考書を以下にご紹介いたします。
整体入門 (ちくま文庫)/筑摩書房
¥630
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以下は、アメリカの技術ですが、整体法に通じるものがあります。
さらに勉強したい方は、お読みになってはいかがでしょうか。
クォンタムタッチ―奇跡のヒーリング技法/ヴォイス
¥1,995
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整体師の手を作る。
これは、プロはもちろん、一般の方にもお勧めをいたします。
ぜひ、やってみてください。

そして、気を感知できる手で、人に触れてみてください。
痛みやこりのある箇所に、そっと、やさしく、手をかざしてみてください。
決して強く押さえては、なりません。
蝶が花にとまる、それくらい、軽くでいいです。

慣れてくると、相手の身体の熱や動きを感じるようになります。
それを何とかするのではなく、ただ感じてください。

手の力は、偉大です。
いや、人間の身体の自然な力と言いましょうか。
その力を究極に引き出すこと。
それが、プロの整体師の役割だと思っています。

そして、一般の方にもできること。
それを指導し、広めていくことも、整体師の大切な役割です。
自分や家族の普段のケアは、自分たちでやる。
それにより、病院や薬の世話になる頻度は、激減するはずです。

もちろん、整体院へ通う必要も、なくなります。
それで、いいのです。
どうしようもない時だけ、私たちプロを頼ってくださればよいのです。

スタッフの亜紀先生が、手に関する記事 を書いてくださっています。
そちらも、併せてお読みいただければ幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。