「学び方を学んで欲しい」・・・その実践 | 「整体師」という生き方 ~ 一灯照隅、万灯照国 ~

「学び方を学んで欲しい」・・・その実践

みなさん、こんにちは!
無痛整体師、武道家の西田です!

先週末、福岡県から、お客さまをお迎えいたしました。
「快復整骨院」 院長の江崎勝也先生です。

「整体師」という生き方 ~整体を通じて、自分らしく、幸せに生きたい人を応援するブログ~

江崎先生とは、「村松整体塾」においてご縁をいただきました。
二年前のことです。
すでに師匠である村松幸彦先生は亡くなっていましたが、どうしてもということで入門されました。

当時、私は、同塾の師範代でありました。
ゆえに、心躰法の基礎を、江崎先生にご指導申し上げました。

江崎先生は、業界経験は私より10年以上、上です。
本業界において、さまざまな経験を積んでおられ、柔道整復師の国家資格もお持ちです。
にもかかわらず、とても謙虚であり、たいへん勉強熱心です。
常に上を目指し、研鑽を積まれています。
私がお手本とさせていただいている、素晴らしい先生です。

お目にかかるのは、1年半ぶりくらいでしょうか。

今回、考えがあり、すぐ近所に住む私の門下生二人に声をかけました。
福田起也先生と亜紀先生です。
亜紀先生には無理をお願いし、食事をご用意いただきました。

食事の御礼に・・・ということで、江崎先生が亜紀先生を施術してくださることになりました。

「整体師」という生き方 ~整体を通じて、自分らしく、幸せに生きたい人を応援するブログ~

ほんの数分で、亜紀先生の肩と首の不調が、劇的に改善しました。
手技は、何をやったかわからないほど、やさしいものです。
その鮮やかな手技に、一同、腰を抜かすほど、驚嘆いたしました。

しかし、福田先生も亜紀先生も、何をやったのか、一切質問することはありませんでした。

そのことを、私としては非常に嬉しく思いました。

疑問は、素直に聞いた方が、トク・・・そういう考え方もあります。
それを否定は、しません。
しかし、私は少し違う考え方をもっています。

江崎先生は、この手技を我が物とするために、血のにじむような努力をされ、膨大な時間とお金を使って来られたのです。
そこに思いを馳せると、おいそれとは聞けないはずです。

答えを聞くのは、簡単です。
でも、それをやってばかりいては、真の実力はつきません。
自分で考え、創意工夫をする。
時には、自分で技を編み出すくらいのことが必要です。

なぜなら、整体の現場は、常に真剣勝負だからです。
毎日、いろんな症状の方がお見えです。
この症状にはこの手技、と簡単にはいかないのです。
それでも、結果を出し続けねばならないのが、プロの整体師です。

安易に人に尋ねず、自分で考える。
それは、賢明ではない、愚鈍な生き方かも知れません。
回り道をしたり、損をすることも多いかも知れません。
でも、結局は、その苦労や悔しさや努力が、血となり、肉となる。
そして、それが真に人さまに尽くす姿勢となる。

「学び方」を学んで欲しい。

私が、講座でいつも申し上げることです。
この道を長く歩んでいきたいなら、絶対に横着をしてはならない。
福田先生も、亜紀先生も、それを深くご理解いただいている。
それがよくわかったので、嬉しかったのです。

江崎先生の謙虚さ、熱心さ、貪欲さ。
そのエネルギーは、人を真に思う気持ちからくるものです。
二人の門下生には、ぜひそのことを感じて欲しかった。
だから、同席をいただきました。

整体師としての勉強は、生涯続きます。
これでいいということころは、絶対にありません。
厳しい道ですが、楽しい道でもあります。
この道を歩めることに、私は心から感謝をいたしております。
きっと、江崎先生も同じ気持ちだと思います。

江崎先生、遠方よりたいへんありがとうございました。
ぜひ、また、遊びにいらしてください。

<参考>
本件に関する、門下生のブログもぜひご一読ください。
・福田起也先生 「生涯の学び」
・亜紀先生 「ベストなタイミングで出逢う人」

最後までお読みいただき、ありがとうございました。