「見立てる力」を! | 「整体師」という生き方 ~ 一灯照隅、万灯照国 ~

「見立てる力」を!

みなさん、こんばんは!
無痛整体師、武道家の西田です!

昨日、三日間の応用講座(2)を終えました。
今回は、頭・頸・肩の疾患について、学んでいただきました。

「整体師」という生き方 ~整体師への転職・独立開業・自営、応援ブログ~-観察力

「ひどい肩こりなんです」

そのように訴える方は、非常に多いです。
「肩こり」と聞いて、いきなり肩を揉みだす整体院も多いようです。
しかしそれは、非常に乱暴な行為と感じます。
テレビの映りが悪いからといって、ドンドンとテレビを叩く行為。
それに、似ています。

大切なのは、原因を知ることです。
そしてその原因を絶ち、肩こりが起こらない、あるいは起こりにくくする。
それが、整体師としての力量です。

整体のプロセスは、以下の四つに分かれます。

1.観察
2.判断
3.実行
4.確認

もっとも重要なのは、観察と判断です。
つまり、「見立てる力」です。
その力がどれだけあるかが、整体師の実力でもあります。

「見立てる力」は、一朝一夕に身に付くものではありません。
数多くの経験を積むことによって、少しずつ身についていくものです。
そのためには、時間がかかります。
しかし、その力がつくのを待っていては、一歩も前へ進めません。

私たちの整体法の最大の優位点。
それは、

「見立てる力」がなくとも、施術ができることです。

私たちの基幹操法は、約10分少々で、全身の緊張を解きます。
全身は、常に連携して動いています。
従って、全身の緊張を解くことは、あらゆる疾患に有効です。
ゆえに、習いたての初心者でも、劇的な結果が出せるのです。

しかし、初心者であっても、上記の4つのプロセスを丁寧にやること。
腕を磨くには、それ以外に道はありません。
その積み重ねが、お客さまとの信頼関係構築の基盤となります。
そして、信頼関係をしっかりと構築することができれば、小手先のテクニックを使わずとも、リピートにつながるようになります。

施術をするのは、「実行」のごく一部に過ぎません。
それに、施術の技術は、非常に簡単です。
初心者でも、一日習えば、できるようになります。
でも、施術でいくら結果を出しても、食べてはいけないのです。

いつも申し上げることですが、技術は道具に過ぎません。

初心者は、ここを勘違います。
優れた道具さえ手に入れれば、食べていけるだろうと・・・

いくら優れた技術でも、覚えただけでは何にもなりません。
大切なのは、それを使いこなす術、智恵です。
そしてそれは、経験を通してでしか、身にはつかないのです。

どう経験を積めば、食べていけるようになるのか。

私の講座では、優れた技術とともに、それをお伝えしています。
そして、入門一年後には、食べていけるようになることを目指します。
すでに何名かが、巣立ちつつあります。
また改めて、ご紹介をしたいと考えております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。