触れることの精度を高める(2) | 「整体師」という生き方 ~ 一灯照隅、万灯照国 ~

触れることの精度を高める(2)

みなさん、こんにちは!
無痛整体師、武道家の西田です!
今朝も、幸せやなぁ~ (^-^)

「整体師」という生き方・・・自然と調和する、身体、心、魂の在り方を求めて。あなたが、あなたらしく輝くために。-触れること

さて先月、「触れることの精度を高める」という記事を書きました。
http://ameblo.jp/shin2raku2do/entry-10947027027.html

今日は、その続きを書きます。

近代整体の父と呼ばれる、野口晴哉先生。
先生は、人さまに触れる際の心得を次のように説かれました。

天心。

天心とは、その字の通り、天の心ということです。

つまり、自我を捨てるということです。

痛みを取り除いて差し上げたい。
つらい症状から救って差し上げたい。

整体師であれば、誰しもがそう思います。
そのために、全力を尽くします。

しかし、それはある意味、整体師のエゴとなります。
余計なお節介になる恐れがあります。
その結果、却って治癒を妨げたり、遅らせたりする恐れがある。
だから、我々は常に天心を心がけるべきなのです。

これは、なかなか難しいことです。
でも、絶対に必要なことです。

どのような場合も、痛みや症状を治癒させるのは、ご本人の力です。
いわゆる、自然治癒力と呼ばれるものです。
私たち整体師の役割は、その力を発動させることです。

力は、エネルギーであり、波動です。
波動を呼び起こすには、共鳴という作用を利用します。

そのために、私たち整体師は、常に自分の波動を整える必要がある。
できる限り、自然に近い波動を保つ必要がある。
それを端的に表現したのが、「天心」という言葉ではないか。
私はそのように考えております。

触れるという行為ひとつ、どこまで精度を高めるか。


それを究めんとする日々の努力が、とても大切と考えております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。