整体とは
そもそも、整体とは、いったい何でしょう?
現在、さまざまな流派や手技、そして考え方があります。
なので、これが整体という決まったものはない・・・そう考えるのが、一般的ではないかと思います。
日本古来より伝承されてきたもののみを整体と呼ぶ先生もおられます。
あるいは、カイロプラクティックやオステオパシーなども含めて、整体と解釈する先生もおられます。
いやいや、中医学を起源とする流れをくむものこそ、本当の整体だとおっしゃる先生もおられます。
マッサージや足つぼなども含めて、整体と称する先生もおられます。
極端に申し上げると、先生の数だけ整体がある・・・
そう思った方がよいかもしれません。
なので、以下はあくまでも私個人の解釈であり、意見だと思ってください。
まず、整体とは、そもそもは自分の身体の機能だと私は考えています。
そして、整体の「体」は、単に身体ということではなく、生命体の「体」であるととらえています。
なので、一人一人の人が、自らの力でうまく生きられるよう導く。
それが、私の考える整体であり、そういった整体を目指したいと常日頃考えております。
次に、整体をするためには、次の3つを整える必要があると思います。
「骨格」、「めぐり」、「心」
骨格は、主に筋肉、骨、筋膜、靭帯、神経など、身体組織に直接、間接的にアプローチし、整えます。
基本的に骨格は左右対称が理想であり、それが破れると、身体の機能に支障をきたすことがあるという前提に基づき、それを整えるのが目的です。
めぐりは、血液、リンパ液、気の循環を整えるということです。
当然のことながら、いずれも、前述の骨格と大いに関係があります。
気は目にはみえませんが、確かに存在しているエネルギーです。
その滞りや、外部との交流不良を解消することも、たいへん重要と考えています。
心は、文字通り、心です。
心身一如と申しますが、心のありようは、身体に大きく影響を及ぼします。
当然、前述の骨格やめぐりにも、大いに関係があります。
また、身体の状態が、心に作用することも、実感としておわかりかと思います。
そして、意識できない心、つまり潜在意識の在り方も、非常に重要と考えています。
この三者は、相互に関係し合い、複雑に絡み合い、影響し合っています。
これらをトータルにとらえ、その人をまるごとみる・・・
そのために、さまざまなことを取り入れる・・・
これからの整体には、そういうアプローチが必要だと感じています。
とは申すものの、私にも、確立されたメソッドがあるわけではありません。
お客さまごとに個別に、手探りで、あらゆる手段を講じながら、何とか対処しているというのが、正直なところです。
身体だけみていては解決しない、複雑な症状、難しい症状の方が増えている・・・
日々の仕事でそれを実感するがゆえに思い至った、今のところの考えです。
さらに詳しくは、下記ホームページをご覧ください。
http://shin2raku2do.jp/