亡き師匠から託された、もうひとつの夢・・・「日本一の整体学校を創る」 | 「整体師」という生き方 ~ 一灯照隅、万灯照国 ~

亡き師匠から託された、もうひとつの夢・・・「日本一の整体学校を創る」

私の、いまは亡き師匠は、かつて、自分の仲間とともに、夢を見ました。

「日本一の整体学校を創る」

師匠の遺品の小さなノートに、書かれていました。
そのためのアイデアや施策、想いがびっしりと書き込まれていました。

いま、身体の痛みや不調で困っている人が、全国にたくさんいる。
この整体技術を正しく理解し、使える者が増えれば、たくさんの人が救われる。
医者や薬に頼る機会も、ぐんと減るはずである。
医療費が削減され、健康な人が増え、その結果、必ず世の中がよくなっていく・・・

師匠は、自分の師匠に断りをした上で、仲間とともに、新たな整体学校を立ち上げました。
そして、多くの成功者を輩出しました。
しかし、その一方で、治せない、稼げない整体師も、それ以上に、大量に排出してしまったのです。

「これではいけない、これは俺がやるべきことではない」

それに気付いた師匠は、軌道修正をはかろうとしました。
しかし、暴走しはじめたハコ(学校)とシステム(集金の仕組み)を止めることはできませんでした。

私が学んだのは、その整体学校でした。
そして、何を隠そう、私は 「治せるのに、稼げない」 整体師として、苦しんでいました。

師匠は一大決意をし、その学校を去りました。
そして、私塾を立ち上げることにしました。
その時に、当時、困窮のどん底にあった私に、いちばんに声をかけてくださったのです。

たいへんな時間を費やして、師匠といろんな話をしました。
理想を語り合い、夢と希望に燃えました。
そして、師匠の名を冠した整体塾が、スタートしたのです。

6ヶ月たった時、師匠は突然、この世を去りました。
そのことは、以前に記事にしておりますので、ご一読願えれば、幸いです。
http://ameblo.jp/shin2raku2do/entry-10874586329.html

師匠が創りたかった、日本一の整体学校。
師匠が果たせなかったその夢を、私は引き継ぎたいと考えております。

ただし、教えることを専業にはしませんし、大きな組織を創るつもりもない。
私は、生涯現役の、一整体師でいるつもりです。
しかし、師匠が伝えたかった 「整体師という生き方」 を、多くの方に伝えたい。
自信と誇りをもって、この道を歩んでいただきたい。
そして、今後の10年で、私以上の実力をもつ、幸せな整体師を、500人育てたい。

それを実践することが、亡き師匠のご恩に報いることだと感じております。

今日も、素晴らしい一日が始まりました。
そよぐ風、さえずる小鳥たち。
そこここに生きる喜びと幸せが、満ち溢れています。
エネルギーを感じましょう。
そして、いま生かされている幸せに、思いをはせましょう。

すべての生成化育する大いなる力に、心よりの感謝を捧げます。
生きとし生けるものが、すべて幸せでありますように。
ありがとうございました。