絶望、そして希望 | 「整体師」という生き方 ~ 一灯照隅、万灯照国 ~

絶望、そして希望

昨日と今日、ある手技療法のセミナーに参加させていただいています。

この手技は、世界最高峰といっても過言ではないでしょう。
また、講師の先生は、この手技では右に出る者はいないと言われている、第一人者です。
もちろん、現役の施術家であられます。

最初に、その先生のデモンストレーション施術を見せていただきました。
驚きでした。
こんなことが実際にできるのか・・・まさに、神技でした。
圧倒的な解剖学知識と、超人的に繊細な感覚のなせる技です。
この先生が死ぬほどの努力をして、磨きあげてこられたものでしょう。

ダメだ、とてもできない・・・おいつけない・・・

昨日は、13時半から21時までぶっ通しのセミナー。
実習もありました。
疲労困憊し、絶望感に打ちひしがれました。
明日の受講はもうやめようかな・・・そんな気持ちにもなりました。

しかし、一晩寝たら、気持ちがまったく変わりました。

自分の認識不足、勉強不足、経験不足、実力不足を素直に認めることができました。
明るい希望をもって、新たな歩みを始めようという気持ちになりました。
そして何よりも、ご自身の生きざまをさらして、教えてくださる先生に、心から感謝の念がわきました。
先生のこの仕事にかける誠意を思うと、涙が出ました。

この先生も、「この手技で日本を建てなおす」とおっしゃっていました。
私の亡き師匠も、まったく同じことを申しておりました。
本気、そして本音で生きておられるこの先生に接し、私も気持ちを新たにしました。

人との出逢いは、本当に大切ですね。
ありがとうございました。