弊社企業グループのビジョン | ファインドスター社長のブログ

弊社企業グループのビジョン

気がつけば5月からブログを更新していませんでした。
社内ブログはほぼ毎日書いているので 書いた気になってました。
すいません 言い訳です。

今回は弊社グループビジョンを少し変えさせていただいたので あらためて
その思いを書きました。

FSGのビジョンは「世界で一番 起業家とベンチャー企業を創出する」です。

■ビジョンの動機

僕は20年前に起業させていただいて 生まれ変わっても
起業家になりたいと思うほど 楽しい人生です。

楽しい人生なのでたくさんの人に
起業家という生き方を知ってもらいたいし 挑戦して欲しいと思っています。

余談ですが息子にもできれば起業家になって欲しいと思っているのですが 僕の日ごろの家族への行いがよくないせいか「絶対いやだ!サラリーマンになる」といわれてしまっています 苦笑

■ビジョンの目的

「日本に起業文化を創りたい!」

日本の経済が長期低迷している理由のひとつに企業の新陳代謝がないことがあると思います。
日本の時価総額トップクラスの企業で創業30年以内の企業はソフトバンクだけです。

米国の新興企業のアップル・グーグル・フェイスブックの3社合わせた時価総額が 日本のトップ10の企業と総和がほぼ同じというのをこの前読んだスタートアップベンチャー支援で有名
なYコンビネーターのあとがきに書いてあり衝撃を受けました。

日本の優秀な学生がベンチャーには入らず、老舗の大企業に行くのは結果だけ見れば正解だったということです。

一方少子高齢化・人口減少の日本が明るい未来が築くには 新しい市場の育成がマストです。
新しい市場を創るのがベンチャーです。

社会的にインパクトのあるメガベンチャーの出現には 分母であるたくさんの起業家が必要です。
起業家をたくさん輩出するためにも起業文化を創ることが大切だと思います。

日本に起業文化をつくるには アメリカのシリコンバレーのように 身近に起業家・ベンチャー企業があり かつ生存・成功していることが重要です。


■ビジョン達成の方法論

一方で現実問題としてベンチャー企業の成功・生存率は驚くほど低いです。
普通の企業が10年で数%の生存率といわれていますので ベンチャーはもっと低いのが現実でしょう。

どうすれば高い生存率と成功率にできるか。

僕が起業時(20年前)に知り合った起業家は驚くほど高い確率で生存・成功しています。
上場した人もたくさんいますし 一部上場までいった人も数人います。
そこまで成功してなくても ほぼみんな生き残っています。

お互いの成功・失敗体験を共有するコミュニティの存在も大きかったのではと思います。

起業の生存・成功率を上げるひとつの手段として
「起業家が創った企業だけのグループ」というのを考えました。

グループでやる大きなメリットとして

○顧客の共有

信用・実績のないベンチャーが顧客を開拓するのは至難の業です。グループでやることにより
顧客開拓が比較的スムーズにできます。顧客がいなかれば会社は存続しません。
弊社グループ会社でも 最初の顧客は弊社グループのお客さんというケースが多いです。

○事業創造

事業とは顧客の課題解決だと思います。その課題をグループの顧客から集めることができますので事業は比較的創りやすいです。

○経験、情報の共有

企業の成長ステージにおいておおよそ似た課題が出てきます。先輩企業がいることで起こりうる課題、解決の経験を
共有することができます。
弊社では月に1回 グループ代表会議をやっており そこで各社の課題および解決の経験シェアをしています。

また情報も企業の規模によって入ってくるものが質量ともに全然違います。大手から中堅・ベンチャーに行かれた方は痛感しているのでは
ないでしょうか。グループでやることにより全体のスケールでの情報が入ってきます。

○人材のシェア

創業時はなかなか人材採用がうまくいきません。好き好んで小さな会社に行く人が少ないからです。
グループでやることにより 出向という形で人材をシェアできます。
うちのグループでも設立初年度にこの形で新卒が1名入った企業があります。

またより成長している企業にも 機動的に人材を融通できます。
弊社グループでも一番成長率の高いネット広告部門に既存事業から多くの人材が異動しており それにより
その部門の成長率がさらに加速するという好循環が生まれています。

○コスト削減

大きなところでは販売管理費(管理部門・オフィスなど)の共有化によるコスト削減があります。
その他いろんなものを共有および共同購入することによりコスト削減効果が得られています。


当然デメリットもあるかと思いますが(自由が単独でやるよりは少ないなど) 生存・成功率を上げるという観点で見ると メリットしかないと思っています。

「身近な仲間が起業し 生存・成功している」ことが起業文化を創る
大きな一歩だと確信しています。