人事勉強会 | ファインドスター社長のブログ

人事勉強会

先日ベンチャー企業の社長および人事担当者で
人事の勉強会をやりました。

総勢70数名と大盛況でした。
人事はベンチャー企業にとっては共通の議題だと
あらためて思いました。

内容は講演が2本で、上場企業社長による自社の
人事制度のお話と人事コンサルの先生の成功失敗談。

あとは企業規模別の社長および人事担当で分かれての
グループディスカッションと内容は盛りだくさんでした。

規模別でだいたい悩みのレイヤーも違うようで、
20名以下だと採用。
30名前後だと人事制度導入および人の定着
50名以上だと人事制度の中身および運用
といった感じでしょうか。

講演された企業は社長もかなりな人徳者ですし、
企業もかなりしっかりした会社です。
そんな企業の人事制度がマネジャー以上は「成果(結果)」がすべて
といっていたので、
「成果だけだと顧客への短期的な押し込み販売なんか
が横行するのでは」
と質問したら、
「定期的に顧客満足調査をしているのと、そういうのがしにくい
社風」
とのこと。

正直これはかなりレアなケースだと思いました。

僕は人事制度おたくではないですが、好きで昔はよく
自分でいろいろ設計していた経験および他社の事例を見てみると
社風と人事制度はかなり密接にリンクしていると思いました。
(前職のリクルートエージェントのときも思いましたが)

人事制度とは、ある意味行動指針です。

三井物産の社長が新聞か何かで読んだ記事ですが、
コンプラ問題多発と上司が部下に仕事を教える文化の
希薄化で成果主義をやめたとでてました。

伝統ある大企業ですら人事制度ひとつで文化が変わるのに、
新興企業が社風でうんぬんというのは、ちょっと違和感を
感じました。

マネージャーはメンバーの手本であり、経営にも近い立場だから
こそ、
・すぐには結果がでない将来への布石(長期的視点)
・人徳(人として)
などなど成果と同じくらい大事な項目が
いくつかあるのではないでしょうか。


就職活動中のみなさん、人事制度を見るとその会社の価値観
(なにを大事にしているか)・社風の一端がわかると思います。