第1弾の投稿が、予想を超えての反響がありましたので第2弾です。
前回は、「BF」のポテンシャル中心に書きましたが、今回は朝霞ガーデンでの使い所を中心に書いていきます。
28 ロデオクラフト ブラインドフランカー 「BF」2
元祖 ステルススプーンの「BF」。私には渋い時も活性の良い時も存分に出番のあるスプーンです。
先日投稿した「線」と「点」の意識。
これはマイクロスプーンを扱う上で、パソコンでいう「ハードディスク」に相当する大事な捉え方になります。
この捉え方をまずは記さなければ、「BF」の特長を活かした出しどころが理解されないと危惧したので間に挟みました^^;。
その「線」と「点」という意識を捉えつつ、「BF」の使い所を見つけていきます。
・「BF」の出しどころの判断
※ 「BF」の特長、使い方は過去の投稿を参照してください。
「BF」の魅力は、その動きが好きな魚、特に好まない魚が綺麗に分かれるところです。
→注意として、「特に好まない」わけであり、嫌っているという訳ではありません。
釣り座やその日の状況で、全く反応が無いか?たまたまその特長を好む魚が通りすがりにバイトしていく単発のみということもあります。
低活性高活性ではなく、その日のバイトに繋がる理由がこの「BF」で把握できるんです。
朝霞ガーデンの魚は、与えられるグリーンペレットの他に虫や、鳥の糞、貝、水中昆虫他を食べています。
上から振ってくるものや、静かに沈下するもの、ボトム上をフワフワしてる物に対して異常な反応を見せることがあります。
「BF」の前に、マイクロスプーンで魚がバイトするに至る理由を掘り下げます。
1、食性によるもの
2、興味をそそられるもの
3、フィッシュイーターとしての本能
4、威嚇としてのもの
5、育てられた環境によるもの
この5点が、主に挙げられます。
「「BF」で得られるバイトの特徴によると1~5の内、特に1に近いのでは無いか?と捉えています。
食性=即バイトとはいかず、食性があるが故の警戒心=自然界で生き抜く第六感のようなもの?を持っていると思われるので、気持ちのムラに影響を受けやすいのではないか?というのが私感です。
これが「BF」での、その日の反応の善し悪しに繋がっていると思っています。
・「BF」を主軸とした場合
その他に用意した方が良いマイクロスプーンは、アイジェットリンク 「ピット」0.4と0.6、ヴァルケイン 「ハイバースト」0.5と0.8、ノリーズ 「ティーチ」0.5、ロデオクラフト 「ジキルJr」0.7、アールグラット 「リベロ」0.6と0.75(イベント限定ウェイト)の以上が、私の中での最低限になります。
※ 「BF」「ピット」以外のマイクロスプーンについては、また個別で改めて考察していきます。
前回の「ピット」の投稿で書きましたが……
「BF」の武器でもあり、弱点でもあるのが「動きの質」「超デッドスピード」「ハイスピード」「見た目としての大きさ=PR度」「尻の振り幅」「巻いてる時のお尻の落ち具合」。
上記のマイクロスプーンで、この6点を見事に補填してくれます。
・「BF」を使う場面
私は朝霞ガーデンには、通常9時から15時までという1番厳しい釣行がメインですが……
朝イチからラストまでを対象として考えてみます。
1、朝イチの高活性が落ち着き、魚がスレだし一方向にステイし始めた瞬間。
2、魚の向きがバラバラになり出した時
3、スレてるけど、何の情報もない中でのファーストチョイスとして
4、晴れてたのに一瞬曇ったときではなく!曇っていたのに晴れ間が差して、浮いてた魚が沈んだ瞬間。
5、ピンで抜ける魚のサーチとして
6、一団の魚が居る層の下を狙い、下目にいる高活性な魚の食い上げ狙いで
7、追うけどバイトしない魚を、あらゆるテクニックで食わせる必要がある時
この7点の場面だと、私は躊躇なく「BF」を自信を持って投げます。
面白いのは、「BF」は元祖ステルススプーンと私は言いましたが、ロール系でそれ自体のPRは弱いスプーンですが、「BF」1で謳った通りそれが好きな魚は遠くからでも気づいてすっ飛んできます。
それこそ「食性」を満たすがように。
細かく「BF」の出しどころを刻みましたが、総じていうとそのタイミングで何を投げるべきか?悩んだら先ずは選ぶマイクロスプーンです。
「BF」はボトムに落として軽く震わせるたり、ボトムダンスさせたりしても、いい反応を得られます。
また、形状より他のマイクロスプーンが動かない多少のトロロ藻があっても、必要最低限の動きは見せてくれます。
「BF」しか無いと仮定すれば、「表層バジング」というテクニックですらこなします。(表層表に立ち上がるのは決して早くないので、バジングに優れてる、という訳ではありません。)
私の主軸たるマイクロスプーン。
自信を持って一日中マイクロスプーンだけで押し通せるのは、「BF」という存在があるからといっても過言ではありません。