久しぶりのツーリング記事。
ツーリング自体は最近よく行っているので、久しぶりなのはブログの方です。
5月にXSR900GPを納車されてから、 これまでは遠くても山梨とか秩父とかその辺までにしておいたんだけれど、 体力的に問題なさそうなので、 最近は富士山一周とか赤城山とか、割と距離を伸ばしています。
そして今回は路面が凍結する前に思いっきり山の方へ行っておこうということで、 日光まで足を延ばすことにしました。
せっかくだから、霧降高原を走って大笹牧場に行って、そこから中禅寺湖まで行って、足尾の方を経由するコースを考えていたんだけれど、 AI(ジェミニ)にこのコースを日帰りツーリングするからタイムスケジュールを考えてって頼んだら、 「早朝2時半に出発してください」 とかいう夜行日帰りのスキーみたいなスケジュールを提案されてしまったので、 霧降高原は泣く泣くあきらめて、中禅寺湖方面に直接行って、足尾経由で帰りに太田焼きそばを食べるコースに変えたら、 「非常に良い判断です。これでちゃんとしたスケジュールを考えられます」 と褒められた?のでそれにしました。
それでもジェミニちゃん曰く「朝5時半出発は厳守です」とのことなので、 朝4時に目覚ましをセット。
が、見事に3時半に目覚めたのでそのまま起きて、 ムギちゃん(コーギー♀9才)を真っ暗闇の中散歩に連れて行く。
しかもいつもはダラダラ歩くのにまさかの駆け足散歩! ねぼすけのムギちゃんは迷惑そうでした…。
1.5kmの散歩を速攻終わらせて、朝ご飯に肉まん1個食べて4時半に出発。
ヒートテック、ユニクロダウン、ネックウォーマー、クシタニの防風ジーンズ、登山用厚手の靴下。
冬用装備はそれくらいで、ジャケットは3シーズン用のパーカーとこちらも3シーズン用グローブという舐めた装備で出発。
「シンさん、その恰好だと寒くない?」という問いかけに 「寒いけど、別にガマンすれば大丈夫だよ?」という謎根性論で反論して呆れさせてきた過去のまま学習してなかったことをすぐに後悔するのでした。。
川崎とか都心はそれでも大丈夫なんです。
寒いと言ってもまだ11月の初めだし、ガマンで何とかなる温度。
でも埼玉に入ったらもう全然ダメ。
家を出て1時間、とりあえず最初のSAの蓮田SAに緊急ピットイン。

【 夜明け前の蓮田SA 】
念のため持って来ておいた薄手のウールの手袋をグローブの下につける。。
まあ、通気性のある3シーズン用にそんなの付けても気休め程度ですけどね…。
防風ジーンズと登山用靴下のおかげで下半身はわりと何とかなっていたんだけれど、 上半身が寒い。
というか、やっぱりグローブは冬用を使わないと危険。
まず寒くて指が痛くなってくる。
感覚がなくなってきて、しかも高速でブレーキとかクラッチをほとんど使わないから、
「あれ?俺の指ちゃんと動く??」
といざってときにブレーキレバーをひけないんじゃないかって心配になってきた。。
左手は手をハンドルから離してグーパーグーパーしたりして、血行を促進させることができるけど、 右手はそうはいかない。。
いや、そう思ったけど、そう、XSR900GPにはオートクルーズ機能があるのです! ついてて良かったオートクルーズ。
オートクルーズをオンにして右手をアクセルから離してグーパーグーパー。。
そんな感じで左右交互にグーパーグーパーしながら東北道を北上していく。
日はだんだんと昇ってきてるんだけど、北上しているせいで気温は下がっていくという事実に心が折れ始める。。
あぁ、、まだ佐野か、、、 てか、大丈夫なのか? このまま宇都宮を抜けて日光までいって、しかもいろは坂を登ることなんて不可能なんじゃないか?
てか、俺以外こんな真冬みたいな高速をバイクで走ってるバ○はいないぞ?
かなり限界が近くなってきたので、大谷PAにまたもや緊急ピットイン。
ただし営業時間前なので、トイレと自販機しかない。
例のコーヒールンバが流れる自販機でホットコーヒーを買って飲む。。 ダメだ、まだ全然寒い。

【 コーヒールンバの自販機大好き 】
こういう時は代謝を上げるしかない! ので、、
早朝のPAのベンチの前でダッシュとスクワットをして下半身の大きな筋肉を動かす。
めちゃくちゃ見られてる…。
車内でご飯を食べている人たちの視線がすごい刺さる。。
筋肉を動かして発熱したせいか、恥ずかしくて火照ったせいかわからないけど、 何とか身体があったまって来たので出発。
って、あったかいと思っても、早朝の気温1桁の高速をなんちゃって冬装備で走ったらものの30秒で極寒に変わるんだぜ?
ダメだ。 寒すぎる。
何で日光に行こうとか思っちゃったんだろ。
何でこんな装備でいけると思ったんだろ。。
自分の浅はかな考えに嫌気がさす。
てか、低体温症って自覚したころには手遅れなんだよな…。
とか考えながら日光宇都宮道路に入る。
そしたら、背中から当たる太陽の光が力強くなってきた!
あぁ、地獄みたいな冷たい空気が和らいできてる!!
日光駅近くで給油したりしてたら、なんか自分以外のバイクも見かけるようになってきた。
えーみんなどこから来たの??
清滝のあたりにきたら、もうバイクも車もわりとたくさん。
よし、いよいよいろは坂だぜ。 下の方はそんなに色づいていなかったけど、 中腹から上は朝日を浴びた紅葉が青空をバックに鮮やかに輝いておりました。
交通量はそれなりにあったけど、登りのいろは坂は2車線あるから割と快適。
長くなったの後編(XSR900GPで行く晩秋の日光ツーリング【後編】絶景と群馬グルメ編)につづく。


