今使っている腕時計は、結婚してすぐ嫁に買ってもらったチタンバンドのプロトレック。
もう10年以上経つけど、これまでノントラブル。
電波ソーラーだから常に1秒たりとも時間がずれることなく、
時計としての役目を完璧に果たしてくれている。
でも、最近になって、さすがに二次電池がちょっと怪しくなってきた。
サファイアガラスだからガラス面には小傷ひとつなく、
チタン製のケースもベゼルもバンドも割とキレイで、見た目は今でもピカピカなぐらい。
とりあえずメーカーにだして電池交換して貰ってあと10年以上使うつもりではある。
ただ、50歳を過ぎて、何でもかんでもプロトレック1本で済ますのはさすがにどうなのか、
と思うようになった。
せっかくなので、もう少しビジネスやフォーマル寄りの時計を1本買いたい。
条件はシンプル。
・電波 or GPSソーラー
・メタルバンド
・サファイアガラス
まず思い浮かんだのはセイコーの アストロン。
大谷翔平モデル推し。
たしかにかっこいい。というか「かっこいいだろオーラ」がすごいw
今風で洗練されていて、 青や紺を使った爽やかなデザインが多い。
性能面でも文句なし。
チタンケース&バンド、ソーラー充電。
上位モデルは電波ではなくGPS受信で数分かかっていた時刻補正が数秒で終わるらしい。
「狂わない電波時計愛好家」だけど、自宅がマンションだからそのままでは受信しないから、
わざわざベランダに電波時計を置いて10分くらい放置する儀式を月に1回くらいやる……というのがなくなるのは大きい。
つづいてカシオ。
ちなみにプロトレックの前に使っていたフルメタルのGショック(電波ソーラー)は、
電池交換無しで18年間ノントラブルでした。
なので個人的にはカシオの「壊れない技術」には絶大な信頼を寄せている。
短針と長針をリンクさせず、バラバラに高速で動かすアナログ時計を初めて見た時の衝撃といったら。。
カシオはアナログ時計を「デジタル時計のUIの一種」として取り扱っている。
この発想がとてもカシオらしくって良いと思う。
そのカシオでアナログ時計というとオシアナスとかだけど、なんか青すぎるしデザインが若すぎるし、
ジェネリックアストロンみたいで個人的には全く刺さらない><w
やっぱりカシオはGショックだよね。
それも5000シリーズこそGショックだよね。
ということで、最近発売されたMIP液晶搭載のフルメタルGショック
「GMW-BZ5000」。

これはもう、めちゃくちゃかっこいい。
5000シリーズの到達点と言っていい出来だと思う。
ただし、欲しかったシルバーモデルはすでに売り切れ。
定番っぽいので再販を待つ手もあったのだけれど、
ガラスは傷がつきやすい無機ガラス、
素材は柔らかめなステンレス。
Gショックは毎日ガンガン使って、傷が付いたのがカッコイイというものっていうのは分かっている。
だけど、毎日着けるものが重たいステンレスというのも気になるし、
大切に10年レベルで使いたいのに「傷だらけにしてこそ正義」みたいな思想は少し引っかかる。
この形で、サファイアガラスとチタンを使ったモデルが出れば理想なんだけど、
最近のカシオなら50万円くらいで出してきそうなのがコワイ。
信者がどこまで付いてくるか、
デジタル時計にいくらまで出せるか、
試しに来ている感じが最近のカシオにはある気がする><w
しかも今使っている10年前のプロトレック(PRW-6000YT)は、
電波ソーラー、サファイアガラス、チタンバンド。
買い替えてスペックダウンするのは、正直抵抗があった。
そこで次に浮上したのが、シチズンのアテッサ。
アテッサのデザインはセイコーよりも洗練されていないというか、地味?
言い方悪いけど、若干野暮ったい><w
でも私の時計遍歴に颯爽と輝く最高の1本にシチズンの時計がありました。
ナビホークのJALとのコラボ(C650-T000975)。
これはJALの機内誌限定販売のやつで、秒針の先が飛行機の形になっている最高にイカした時計でした。
当時20代の自分には4万円は大金。
数ヶ月悩んで買って、
「この時計、秒針が飛行機なんだぜ!」
と友人に自慢しまくった。
結果、リアクションは
「へぇ……」「……なんで?」
ばかりだったけど、
秒針が飛行機ってだけで4万円出す行為が
次元違いすぎただけだと思っている。
後悔はない。手放してしまったのが今でも悔しい。
そんなわけで、地味だけど計器っぽいデザインと、質実剛健な時計作りは好きでした。
なので、アテッサはどんな感じか調べてみると、もう本当に驚愕のスペック。
・精度: アストロン(月差±15秒) vs シチズン(月差±5秒)
・稼働時間: 2年 vs 5年
・表面硬度: シチズンはステンレスの5倍以上
「GPSで補正するんだから、素の精度なんて適当でいいじゃん」
という合理的なセイコーに対し、
「GPSがなくてもズレないのが時計だろ」
と言わんばかりの意味不明なオーバースペック。
優等生(セイコー)より、
変態(シチズン・誉め言葉)の方が面白い気がしてきた。
とはいえ、スペックを見ても写真を見ても決めきれない。
結局は実物を見て、ビビッと来たやつにすることにした。
条件はこの3つだけ。
・電波 or GPSソーラー
・メタルバンド
・サファイアガラス
時計を買うならヨドバシで買うと決めている。
大昔セイコーのキネティック(発電するクオーツという触れ込みのすごい時計)をヨドバシに買いに行ったとき、
私のキネティック愛を受けて1時間もおしゃべりに付き合ってくれるような時計大好きな店員さんがいるのがヨドバシです。
時計売り場の一等地に「1番人気」というPOP付きでアストロンの大谷翔平モデル(SBXC175)が鎮座しておりました。
さすが実物。
ネットの写真で見たモノより遥かにかっこいい。
その隣には「2番人気」のPOP付きで、最近ネット広告で良く出てくるSBXC181。
シルバーと鮮やかな青のツートンモデルだ。
若々しくてすごくスポーティで爽やか。かっこいいなー。
アテッサは隣のショーケースにあった。
けど、なんか地味な陳列。
事前リサーチの結果、一番の本命だったオールブラックCC4055-65E、
あとダークホースでどんな質感かちょっと気になっていたプラチナシャインのCC4076-65A。
この3本をショーウインドー越しに見てみる。


うん、どれもめちゃかっこいい!
でも3本とも30万円クラス。高いw
嫁に聞いてみると「高いけどかっこいいね」と意外と拒否反応がなかった><w
他のショーケースも一通り見てみて、ビビッと来た奴を選ぼうと思っていたのだけれど、
最初にアストロンとアテッサのフラッグシップの実物を見たら、
他のどれを見ても安物に見えてしまって候補にもならず……w
時計売り場で試着をたのむなら、一度に3本までっていうルールがあるらしいと聞いていたので、
大谷翔平モデルのアストロンとアテッサの2本を試着させて貰うことに。
店員さんがまずアストロンを出してくれたので、腕に嵌めてみる。
うん、かっこいい! もうこれでいいんじゃないかってくらいカッコイイ。
アストロンはちょっときれいなだけでデザインイマイチかなーって思っていたけど、全然かっこいいぞ!
そう思っていると、続いてアテッサを2本だしてくれた。 まずはオールブラックCC4055-65E。
「うへぇぇぇーめちゃくちゃかっこいい!!!」
黒なのに黒くないというか、黒なのに独特の質感で上質でマットなダーククロームメッキのようにもみえる。
メタルバンド部分が光の反射でなんとも言えない独特の質感。
こんなの見たことない。
あと、サファイアガラスの透明度とガラスがないかのような無反射コーティング、
そこに奥行きのある質感高い文字盤。 すごくいいぞ!!
そして一番実物を見て見たかったプラチナシャインのCC4076-65Aを腕に合わせてみる。
「すごくいいぃぃぃ!!!!!!!w」
シルバーで独特なテクスチャの文字盤と、バンドの中駒に使われている結晶チタニウムのテクスチャが、
シンプルなシルバーに上質な高級感を演出している。所有欲を極限まで満たすディテールだ。
しかもシルバーと言っても、普通のシルバーとは一線を画すシックで高級感のある「白」。
本物のプラチナを使いながらステンレスの5倍硬い(1,000Hv以上)という、
ロマンと実用性の両立が素晴らしい。 これ付けてたら大人の男って感じがする!w
写真でみたらちょっと野暮ったいと思ったシルバーと黒のアクセントの文字盤が、
実物ではとてもエレガンスでよいアクセントになっている。
真っ黒アテッサもいいけど、シルバーに黒(デュラテクトDLCとサファイアガラス)のキラキラしたベゼルがとても似合っている!
このベゼルが、角度によって見え方が全然ちがってというか、
ベゼルに角度?カーブ?がついているから、手前と奥、右と左の見え方(色)がちがうし、
微妙な角度の変化で大きく見え方が変わる。
まるで電光掲示板のようにベゼルの文字名の光ってるところがグルグル動く。
これは正直アストロンが霞んで見えてしまいました。
この時点(アストロンを良いと思った1分後くらい)で、
「あ、アストロンはもういいです。アテッサの2択で考えます」
と店員さんに言ってアストロンを下げて貰いましたw
ブラックとプラチナシャイン。 どちらも良くて普通に考えたら本当に決められない。
ただし、これまでギア感が強い黒い時計ばかりしてきていたので、
今回はシルバーでフォーマル寄りのが欲しかった……。
それが決め手でプラチナシャインのCC4076-65Aにしました><w
それにしても、写真では微妙なデザインだったアテッサが、デザインのアストロンに完勝。
試しにいろいろ家でいじってみると、
本当にシチズンの技術者の変態度合い(誉め言葉)が分かりました。

【 シチズン謹製のウォッチスタンドをプレゼントしてくれた! 】
・電波時計では5分以上掛かっていたのが、GPSではわずか3秒程度という爆速のレスポンス
・カシオとは違って長針と短針がリンクしているのに、高速回転でストレスを感じないどころか見ていて楽しい
・微妙にドーム状で美しいサファイアガラス(ダイヤモンドの次に硬い)に、ベゼルリングにもサファイアガラス(どんな加工技術を使ってる?)、デュラテクトプラチナ(ステンレスの5倍硬い)をケース、裏蓋、バンドで使っていて堅牢性が抜群すぎる
・世界中どこにいてもGPS受信すれば3秒で時刻合わせができるのに、月差±5秒の精度という時計の基本性能の高さを追求(他社は±15秒程度)
・日が当たらなくても7日間パワーセーブモードにならない実直さ(アストロンは3日)
・パワーセーブ時で5年も動かすという執念(アストロンは2年)

セイコーは全てをバランスよく100点を狙った王道の時計を作るけど、
シチズンはなぜか1000点を目指して作っている気がしますw
質感とスペックでデザインをねじ伏せる。
この尖り方がたまらない。
シチズン、いいよ。

