この場所、
ご無沙汰である。

理由は分かっている。

ダメージを負っていた。

寝て食べて仕事して
雑ごとをこなし
普通に暮らしをしていても。

心の底にダメージがあった。

いつか見た漫画で
『自分を傷つけられるのは自分自身だけ』
というようなセリフに出会った気がするが
おそらく
不幸だと思った自分が自分を不幸にし、
幸せだと思った自分が幸せににする。
結局、自分だけが決められる、という
意味だったと解釈しているが

まさに
そうだという出来事があり
長くて深い穴を掘ってしまっていた。

出来事といっても
自分の内面世界のこと。


何でも話せた親友と
いつもの通り話をしていて
話題があちこち飛んでいて
意見もあれこれ言ってるうちに
つい
『見ればわかるよ』と
言いたい衝動に襲われ
グッとこらえた。

見ればわかる。は禁断の言葉。

親友は目が見えない。
途中で見えなくなった。
もう長い。

そんなことには関係なく
わたしたちは親友だったし
そのことに邪魔されなかったのに

禁句を言いそうになって
言えないことに、はがゆさを感じた
自分の心の動き。
それにショックを受けた。

見れば分かる、が
多すぎるこの世の中だと
感じているのだ。わたしは。

顔つき、身振り、
歩く姿、話す時の表情、小さな癖。
眼差し、面差し、雰囲気、空気感、、、、
言語化出来ない、
したら、こちらの口が穢れる、くらいの
ものを
伝えたくても伝えられない
分かってほしい、共有したい
それが出来ない、伝わらない、
信じてもらえない
このもどかしさ。

それに囚われる自分を
責めたり
嫌いになったり。


それ以来
話をしていない。

これを
ブログに書く気になったのは
もう一人の旧友に
偶然出会って
吐露することができたから
かも知れない。

側(はた)から見たら
なにそれ、な
ダメージ。

心に出来た
埋まらない穴。