淡泊な母娘なんだと思う。

 

お互い、自分の気持ちに正直で

バカがつくほど嘘がつけない。

要するに幼いのだ。

思ったことを口にして

相手もそうだと思うから

口から出た言葉を重視する。

 

それ、言っちゃダメなやつ。

なんで、こう言えないかな!・・などと。

 

鉄の女、サチコがどんどん年を重ねて

弱くなって

ひとこと ひとこと

わたしに「お伺いをたてるような」物言いをするのが

腹立たしくなっている。

そして、つい飛び出してくる

自分の突き放したような、意地悪な物言いに唖然とする。

なんで。

こんなの、今まで誰にも言ったことない。

なのに、なんで。

 

身内だから。

母親だから。

娘だから。

 

鏡なのだろうか。

 

容赦もなく、ぶつけてしまう。

いらだちの つぶて。

 

反省しては

優しく言い聞かせる。

 

自分勝手にくすりを調節しちゃだめだよ。

自分勝手に決めつけちゃダメだよ。相手の都合も考えないと。

 

思い起こせば

うちは放任主義だった。

子どものわたしは

母にあれこれ構われた記憶はない。

なにかを相談したこともない。

しんみり話し込んだこともない。

 

田舎の共働き家庭などそんなもんだと思っていた。

 

父は病院で3か月。

そのままの父で静かに亡くなった。

 

さて、

この母はどうだろう。

お互い、笑顔でお別れを言いたいものだ。

許せなかったアレコレを思い出さずに

済めばいい。

 

 

 

元気で一人暮らしをしてくれている。

 

何より、わたしを生んで育ててくれた。

 

感謝の言葉を

わたしはきちんと言えるだろうか。

 


、、、

、、、

オンラインヨガをしたからかな。

こうして

やっと書き出せた気がする。