両親ともにモラハラや暴力をする夫婦は、夫婦間でもモラハラを行います。


父は、消防署勤務だったので、一定の周期で勤務の時間帯が違いました。

泊、明け、日勤、泊、明け、泊、明け、休

のように、決められた勤務を繰り返されます。


父が泊りの日は、
殴られなくてすむ。
ビクビクしながら、家にいなくてすむ。

そんな思いから

束の間の幸せな日、でもありました。


しかし、夫婦喧嘩があったあとの、父の泊りの日は
そう過ごすことができません。


父の地雷を踏んでしまうと、父は見境無く、殴る蹴るし、包丁を突き立て
枕やクッションをボロボロにし、脅かしてきます。
酷いときは、髪の毛を掴んで鋏で根元から切り落とします。

その翌日は、その行為の腹いせに、私に対して
母は攻撃してきました。



「てめーの父親は、人間のクズだ」

「父親が父親だからお前もろくでもないんだ」

「だらしない女の子どもだから、お前もどーしようもない。」

私が口答えをした日には、包丁を持って脅されます。

しかし、新しい母に、生みの母親を悪く言われる覚えはありません。



また、私は、家にいるだけで、腹が立つ存在だと、ずっと言われ続けていました。


ご近所の人に、注意をされたりすると、
彼らは泣きながら、反省をするふりをします。


しかし、反省など彼らはいつもしていませんでした。

忠告をしてくれた人に対しても
その相手がいないところで

「余計なことを言いやがって」

と、酷い悪口を言い


他の近所の人たちに、根拠のないことを言い触らします。

ときには、
浮気をしているとか
旦那がいるのに男をあさりまくってるとか

あるおばさまのことは
精神異常者と言い
障害をもってるから馬鹿なんだ

とまで。。。


私のことを庇わなければ、おかしな噂をされることはなかったのに

中には、母がまいた噂が原因で、引っ越された方までいらっしゃいました。


その方は、引っ越す前に、私にこっそり、五千円を渡し
「何かあったら、ここに来なさい」と、引っ越し先の住所と電話番号をメモした紙を渡してくれました。


残念ながら、そのお金とメモは、後に母親が、私が学校へ行っている間に
見つけだし、もちろん父へ報告され、ボコボコに殴る蹴るされ
お金は、育ててやってるのだから、私が貰うのが当然のことだと取り上げられ
住所のメモは、ビリビリに破かれたのでした。


その後、両親から
「お前が助けを求めると、その相手もつぶしてやるからな!」
そう言われたのです。

助けを求めると、誰かが犠牲になってしまう。
だけど、誰かに助けてほしい。

そんな葛藤を続けることになりました。