恐る恐る足を踏み出す。
恐る恐る寝っころがる。
恐る恐る起き上がる。
何をするにも腰に違和感が来ないか、ぎっくり腰がこないか・・・
そんな不安を抱えながら生活したことはありますでしょうか?
私は大学院生時代に椎間板ヘルニアを患い、一時期は、家の中を這いつくばって生活していました。
トイレに行くのにも、ほふく前進でした。
その当時は操体法や他の民間療法に出会っていなかったので、手術をしました。
飛び出た椎間板は切除されましたが、後遺症として坐骨神経痛が残り、さらに、時折ぎっくり腰がありました。
ぎっくり腰を患ったことがある人は、冒頭の言い知れぬ恐怖が分かるのではないでしょうか。
ぎっくり腰がきたら最後、身動きが取れません。
何をするにも、腰に気を配る生活。
精神的にもまいってしまいます。
既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、腰痛の約8割は原因不明と言われています。
そしてその治し方も西洋医学的にはまだまだ未知の世界です。
結局私は、坐骨神経痛とぎっくり腰は、操体法をはじめとした民間療法で解決することが出来ました。
今では、よっぽどのことがない限り(徹夜残業とか、過度のストレス、めちゃくちゃ重い荷物とか)、腰を心配することはありません。
多くの腰痛持ち、ヘルニア経験者、ぎっくり腰経験者は、日々ひやひやと腰をかばいながら生活していることと思います。
今回の操体法教室の参加者もそうした方々でした。
今回は2名の方が初めて参加して頂きましたが、お二人とも腰を痛めた経験がありました。
事前に、「腰が悪いのですが、大丈夫ですか?」とお問い合わせも頂いていました。
結論から申し上げますと、腰が悪い方でも全く問題ありません!
そして、操体法教室後は、「腰が軽い!」という感想を頂きました。
操体法の基本は、「痛みや違和感を避ける、頑張ったり、我慢したり、ムリしたりしない。“楽”“心地よい”をひたすら求める」です。
そのため、腰に不安を抱えている人であっても、身体が痛がったり、違和感を感じるようなことは一切しません。
一見、腰と関係ないことをしたりもします。
腰という部分ではなく、身体全体を整えるのが操体法の考え方だからです。
今回も基本となる下半身を中心とした操体法を3つ習って頂きました。
1つ目の操体法が終わると、
「立ち姿勢が楽」
「すっと立てる」
さらに2つ目の操体法が終わると
「歩きやすい」
「背中が楽」
そして3つ目が終わった時には
「寝姿勢も楽」
「足がすっと出て歩きやすい」
等の感想がありました。
そして翌日には、
「熟睡できた」
「すっきり寝られた」等の感想も頂きました。
私自身も腰痛持ちだったので、教室では操体法以外にも、
日常的に腰に負担をかけないコツ等をいくつかご紹介しました。
意外と、日常のちょっとした動き、習慣で腰を痛めてしまうことがあります。
寝姿勢からの起き上がり方や、立ち方、座り方、荷物の持ち方などなど・・・
ぜひ腰に負担をかけない毎日、そして腰の心配をしなくて良い日々を過ごして頂きたいなと思います。
腰痛持ちの方、ヘルニア経験者の方、ぎっくり腰経験者の方、ぜひ一緒に操体法で腰に不安を抱えなくて良い毎日を目指しませんか。
次回の操体法教室@目白は4月16日(日)17時~です。
また、別日程でもご要望に応じて対応致します。お気軽にお問い合わせください。
ママ友でやりたい!会社の同僚と一緒にやりたい等でもOKです。