乙なひと時
梅雨空の戻った東京地方。
晴れ間を狙っては撮影をしております。
ホント、この季節は天気との戦いですねえ。
先日、浅草へ。
酒を飲みに。
浅草の地下街、まだ昭和が残っております。
いいなあ、なんか。
落ち着くなあ。
やっぱ昭和産まれだからかなあ。
そしてその翌週には昭和繋がりって訳でもありませんが「横浜にぎわい座」と言うところへ大好きな落語を聞きに行きました。
初めて知りました「横浜にぎわい座」って演芸場。
二階席があったりして、中々の小屋。
この日は桂枝太郎さんと言う噺家さんの20周年記念公演。
ゲストに笑点でお馴染みの小遊三師匠がいらしたりと豪華。
中でも御年91才となられる大御所 桂米丸師匠の落語を10年振り位に聞けたのは感動しました。
会場の異様な盛り上がりに米丸師匠、50分もお一人でお話されて、お互いにお腹一杯(笑)大幅に時間オーバーで、枝太郎さんも苦笑いでした。
そして、更に以外だったのは以前私の劇団「ふくふくや」に出演してくださった活動弁士の坂本頼光さんもゲスト出演。
活動弁士とは、無声映画時代に、映像に合わせて語りやセリフを1人で演じていた方の事。
坂本さんは現代にそれを受け継ぐ数少ないお方。
ふくふくやにご出演時には、物語の冒頭を名調子で語っていただきました。
久しぶりに見る坂本さんの活動弁士ぶりは、いやはやおかしいおかしい。
世界で初めて作られた無声映画と言われる「ジャックと豆の木」をユーモアたっぷりに弁じて頂きました。
いやあ、横浜にて無声映画を見るのも乙なもんでした。
皆様もたまには演芸なんてのもいかがでしょう?