
時々訪れる、眠れない夜。
普段は真っ暗にしないと眠れないはずなのに、
こういう日は真っ暗が怖い。
と言うか、夜の闇が怖い。
暗くして寝ようとすると、
2007年3月31日 午後8時52分
母が逝ったあの時を鮮明に思い出す。
会える親戚全員に見守られて逝った母。
意識を失う前、上半身を起こして酸素マスクをはぎ取り、
父の首に手を回し口をパクパクさせていた母。
僕の手をずっと握っていた母。
「ありがとう」を伝えようとしていたに違いない。
それなのに、何もしてあげられなくてごめんなさい。
喜ばせてあげられなくてごめんなさい。
安心して空の上に行かせてあげられなくてごめんなさい。
こないだ日記でえらそうな事を書いたのに、
こういう日は「ごめんなさい」の言葉しか出てきません。
気付けば僕も35歳、どういう人生を今後歩んでいくのか、
不安で不安でなりません。
先の見える人生もつまらないと頭でわかっているはずなのに、
先が見えない不安の方が大きいです。
だからこんな夜は、暗闇が怖いです。
闇の中に引きずり込まれそうなので、
電気をつけて寝ることにします。
時々、こんな夜がやってきます。
きっとひと眠りすれば治って、
また元通りの僕に戻れると思います。
大好きでよく聴いているこの曲を聴きながら
眠ります。
おやすみなさい。