アイシスを背におぶっている涼宕の頭の中は疑問に思っている事を検索していた。
それは、アイシスが抹消屍を殺害した事だ。
普通の女性、否、人間なら、常人より遥かに高く、肉食獸と同等以上の身体能力を持ち合わせている抹消屍を倒す事は不可能だ。
涼宕(まさか、彼女が俺と同じなのか…そんな筈は無い。)
抹消猟兵の選抜は、事故等の偽装で戸籍を消滅させた20歳以上の男性から選ばれるのが原則だ。
20歳未満の思春期、ソレを出たばっかりの者は、その苛酷な訓練と科学技術による強化により死亡する確率が高いからだ。
又、女性も同じ様に死亡率が高い。
抹消屍にもなれないのだ。
アイシスが抹消猟兵になれたとしたならば、ソレは偉業と成しえる事だが、同時に非人道的な罪にもなる。
そして、アイシスは非道な実験に耐えてきた、強き乙女と言う事だ。
抹消猟兵でなくとも、この地の、一瞬の判断が命を落とす事になる殺伐とした状況の中で現在まで生きて来たのだから、強い事には間違い無いのだ。
涼宕は、アイシスがかつての自分より強い。そう思っていた。
その強さは、単純な身体能力、戦闘能力ではない部分を含めている。
彼の背中の上で安らかに眠りに着いていた少女も、徐々に瞼を開きつつあった。
涼宕が数歩先まで歩いた所で、彼女は目を覚ました。
アイシス「私、一体、どうしたの…? あの時確か…?」
涼宕「今は考えなくても良い。疲れているなら、まだ、おぶっていても良いからな。」
アイシスは、涼宕の言葉に答えた。
アイシス「もう大丈夫だよ。ありがとう。」
その言葉を聞いた彼は、彼女の足が地に着くまでの距離まで、ゆっくりと腰を降ろした。
彼女が自らの足を地に着け、彼の背中から完全に離れた所で、彼女は彼の顔を見て微笑んだ。
余りにイスラム国が殺り過ぎなので、批判短編小説を掲載致します。
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~雑記~
ハハッ、ツイッター、ブロックされてしまったよ。
結構、長く慕ってきたけど、ある日から冷たくなった感じがしたからな(笑)
結局、そういう祈りは届かないのよな。
こんな醜い自分が嫌になるぜ(笑)
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(アッキー)