20年前

2001年3月9日

中目黒ウッディシアターで、

新しい演劇が産声を上げました。

 

堤幸彦監督主催のTSUTSUMI’S LINK旗揚げ公演

堤幸彦作演出「ロストタイム ロストマイセルフ」

 

堤監督と一緒に、キャスティングや劇場選びなど、

本当のゼロから立ち上げた劇団だった。

 

当時はまだコリッチなんかもなかったので、

チケット管理やら、

監督からメールで日々送られてくる台本の印刷やら、

稽古場の準備やら片付けやら、

劇場に入ってスタッフさんにパスするまで、

全部やってたなぁ。

 

当時、ギンガレッドやトリックの刑事で

飛ぶ鳥を落とす勢いだった、

前原一輝を主演に、

小西康久、岩尾万太郎、高野祐治、渡辺慎一郎、

氏家恵、三浦麻衣子、栗原みぃか

そして、声の出演に犬山犬子さんと本木茂さん

劇中歌は全て、はっぴぃえんど

あの頃の、何もない俺にとって、

夢のような場所と時間だった。

やれることは全部やるって思って、

寝る間も惜しんで作業をした。稽古をした。

 

まぁ、その一生懸命が、

悲しい事態を引き起こすことにもなったのだが、

それはまた今度お話ししますね。

 

狭い狭い客席は、

毎日満席で、

IWGP終わって半年くらいだったので、

客席にはIWGPのキャストがずらり。

舞台よりも客席が豪華だと話題になったもんです(笑)

 

この劇団、翌年からは年末年始に開催されることになり、

堤監督の年末年始劇団として有名になっていき、

そこで出会ったおじさまたち3人が

キバコの会を立ち上げて・・・と歴史が続いていくのです。

 

そんな歴史の中でも、

堤監督が作演出している作品は、

旗揚げ公演の「ロストタイム ロストマイセルフ」だけなのだ。

 

懐かしいなぁ。

あの時間がなければ、

今、俺は俳優を続けていないと思う。

監督にも、賛同してくれた俳優仲間たちにも、

右も左もわからない素人を支えてくれたスタッフさんたちにも

心から心から感謝している。

 

だから俺は、

中途半端なところで止まってられないんだ。

 

気持ち新たに。

今日からまた

頑張ります。

 

応援よろしくお願いします。

ぴあに掲載された写真。

一輝がヤベェとんがってんな、おい(笑)