みんなの感想を見て、

なんだか見るのが怖くて。

でも、いつか見なきゃいけないと思っていた作品、

「劇場」

をAmazonプライムで見た。

 

途中からずっと泣いていて、

最後はもう見ていられないくらい泣きじゃくっていた。

 

 

実は10年前、

ほぼ、同じような生活をしていた。

 

あ、ここからは俺の話を書くんだけど、

「劇場」のネタバレにもなるので、

知りたくない人は読まないでね。

 

地方から女優になることを目指して上京してきたばかりの子を

友達から紹介してもらい、

まさに一目惚れでアタックしまくって付き合うことに。

それからは、彼女の家か自分の家、

常にどちらかの家で一緒に俳優を目指しながら過ごしてきた。。。

 

ある時から、彼女は、女優を諦めて、

俺を支えるための職を手につけるために、

専門学校に通い始め、

その頃から、俺の家で一緒に住み始める。

そして、学校卒業したタイミングで、

彼女は就職し、二人で家を借り、

正式に同棲が始まった。

 

そこから紆余曲折あり、

付き合い始めてから7年で、

彼女は実家を継ぐために田舎に帰ることになり。

 

お別れをした。

 

 

まぁ、簡単に書くとこんな感じ。

ホントはもっと色々あったんだけどさ、

全部書いてたら一冊の小説になるくらいのボリュームなので、

もし、そうなったら読んでください。

おたのしみに(笑)

 

 

演劇人であれば誰しも、

「劇場」の二人と似たような環境になったこと、

あるんじゃないかと思う。

にしても、

あまりに同じ環境すぎてびっくりした。

俺は山崎賢人の役ほど、あそこまで演劇に狂ってはいなかったけど(笑)

 

俺は、

女優を目指していた彼女を、

専門学校に通って頑張っていた彼女を、

俺を支えようとしてくれた彼女を、

頑張って仕事を始めた彼女を、

俺はちゃんと認めていただろうか?

なんだかんだで自分が一番大切で、

自分が認められることばかり考えていて、

それを誤魔化すかのように、

誕生日やクリスマスにサプライズイベントをやって、

彼女を喜ばせて、

つじつまを合わせようとしていたんじゃないだろうか。

その当時は、そんなことは思わず、

ただただ彼女の笑顔が見たい一心でやっていた。

と思っていた。が。だ。

 

どんなに愛し合っていても、

結局は他人である。

相手の想いが100%分かることなんてない。

彼女があの時、どういう気持ちだったか、

それは今となっては分からない。

確認のしようもない。

でも、どうしても今伝えたい。

 

ごめんね。そして、ありがとう。

 

なによりも、

今こうやって、俳優という仕事を続けていられるのは、

間違いなく、あの時、彼女がいてくれたからだ。

地方でも見てもらえる仕事をもっと増やして、

 

あの時間は無駄じゃなかったね。頑張ったね。

 

って言ってもらえるように

もうちょっと頑張ってみよう。

 

 

しかし、、、

松岡茉優ちゃん、とってもよかったな。