朝から衝撃的なニュースが飛び込んできた。

 

演劇集団キャラメルボックス活動休止

 

キャラメルボックス。

このブログを読んでくれている人は、

演劇好きな人が多いと思うから、

見たことなくても名前くらいは知っている人が多いでしょう。

上川隆也さんを輩出したことでも有名。

今は岡田達也さんが知られてるかな。

そしてなにより、

若手劇団や、高校演劇などで、

練習用に脚本を使われることが、

一番多い劇団じゃないだろうか?

かくいう渡辺も、

若かりし頃、

「風を継ぐ者」

という作品を借りたことがある。

懐かしいなぁ。

もう20年も前の話だ。

とてもいい作品で、

今でもラストシーンを思い出すと、

涙がこぼれてくる。

 

先日、久しぶりにキャラメルボックスを見に行った。

三浦剛さんを紹介してもらったのだ。

三浦剛さんとはキャラメルボックスの劇団員で、

あの番長三浦大輔コーチの実の弟さん。

その三浦剛さんが、

野球を題材にした作品をやるってんだから、

こりゃ興味津々でしたよ。

「エンジェルボール」という作品だった。

 

そして、そのエンジェルボールの続編も発表されていたのに、

それすら延期になってしまった。

中止ではなく、延期。

 

劇団っていうものは、

運営が本当に大変だ。

みんな赤字を抱えて、

劇団員は安いギャラで出演。

それだけでなく、小道具や大道具作成、

衣装を縫ったり、

チケット管理やらお金の管理やら、、、

とにかくいいことなんてないんだから!

それでも、、、

それでも演劇をやりたいから、

貧乏生活してまで、苦しい思いしてまで、

必死に続けるんだ。

 

数年前まで、

日本の劇団で経営が成り立っているのは、

劇団四季とキャラメルボックスくらいだ

なんて言われてた。

そのキャラメルボックスが活動休止だ。

理由は分からない。

でも、そういう時代なんだなと感じざるをえない。

 

もっともっと、

演劇という文化を、

なんとかしたい。してもらいたい。

どうすればいいんだろう。

難しいなぁ。

 

とにもかくにも。

キャラメルボックスさん、

お疲れさまでした。

これまで演劇界を引率してくれていたのは

間違いないです。

感謝しています。

少しだけ。

少しだけ休んで、

また元気に戻ってきてください。