映画を見た。
渋谷のユーロスペースにて、
春本雄二郎監督の「かぞくへ」
春本さんは、
映画「真田十勇士」の助監督さん。
キャストも森本のぶ始め、
友達がたくさんなので、ずっと気になってた。
作品は、東京で結婚を控えた主人公と、
地元で漁師として頑張っている親友と、
主人公の婚約者との、
友達と私、どっちが大事なの?的なお話。
よくある話っちゃよくある話なんですよ。
でも、しっかり作りこんであるし、愛を感じる作品。
とても、とてもよかったです。
映画に出たい。
こんな作品に出たい。
そう思った。
主演の松浦慎一郎さんと、
監督の春本雄二郎さんと、
観客の渡辺慎一郎さんと。
3/16まで、渋谷のユーロスペースで上映してます。
是非是非観てください。
ただ・・・
とてもきつかったことが。
それは、自分には、
こいつのためなら他のことを捨ててでも力になりたい
って思えるような、思ってもらえるような親友っていないなって。
友達はたくさんいる。
でも、なんでも相談で出来て、自分を捨ててまで守りたい親友。
そんな人はいないかも。
そして、
辛いことがあったときには、そっと抱きしめてくれたり、
嬉しいことがあったときには、一緒に万歳三唱してくれたり、
メールくらい送ってよ!ごはん作っちゃったじゃん
なんて言ってくれたりするような、
そんな恋人もいない。
自分にとってかぞくと言えるような、
そんな大切な人が欲しいなと思ってしまったのが辛かったな。
まぁ、逆に言うと、
そんなことを思ってしまうような、
親友っていいなって思える映画だったってことです。
昔出た舞台、「ウェルカムホーム」という作品がある。
この作品も家族をテーマにした作品。
その作品を思い出した。
かぞくってさ、
血が繋がってなくてもいいんだ。
おかえりって言ってくれる人がかぞくなんだ。
そんなお話。
まぁ、言ってみりゃ夫婦って血繋がってないもんね。
そして・・・・・・
あの人のことを思い出した。
かつて一人だけ、いたんだ。
かぞくと呼べた人が。
その人のことは、
またいつかお話ししますね。