男・星野

潔かった。
「４ボール出したところで代えてあげなかった。自分の采配ミス」
いえないよ、これ。
日本国民全部の期待を背負った星野ジャパン。
誰が見ても（野球知ってる人ならだな）あそこで４球出したとこで交代していいと思ったはず。
それを、それまでの代えなかった星野監督。
それまでの和田の好投があったから代えられなかったんだろう。
それはみんなが分かっていること。
しかしそれを自分の口から言える。
かっこいいと思った。

自分もそうだけど、
人は自分の「否」から逃げたがる。
そりゃそうだ。
自分を否定されるのは怖いことだ。

だけども、「否」を認めて、
素直にごめんなさいって言えば、
それはとても素敵なことで、
その後に迎えるのは素敵な時間とか関係だったりするんだと思う。

今日の野球は負けた。
一番負けちゃいけない相手に負けた。
和田が打たれたのも悪いし、
村田のエラーも悪いし、
阿部の悪送球も悪い。

でもいい試合だった。
そして最後にいい台詞が聞けた。
おいらは満足じゃよ。

明日一日休んで、
明後日からの連戦で、また熱い星野ジャパンを見せてください。

村田、頼んだぜよ。
ジャパンの真の４番はお前だと思ってるからな！