顧客を知る
自分とこの服を買ってくれる人はどんな人か?
アパレルに限ったことではなく、自らが位置するセグメントを構成する顧客層を知る
ことは物を作って市場に投入する上でとても重要なことである。
何歳くらい?
仕事は?
結婚しているか?
身長は?
趣味は?
購買顧客層を明確にすればするほど企画の精度は向上する。
(ここでいう企画とは商品のデザインや価格などのソフト的なこと)
既存の顧客像をリアルにし、そこに向けて訴求を行う。
それができてこそ買い手も売り手も満足ができる。
市場セグメント
自分が牛丼屋の場合、市場におけるコンペティターは何か?
吉野家、松屋、すき屋など同じ商品を提供する牛丼屋の他、同レンジ客単価で食事を提供する
ファーストフードの他、コンビニやランチタイムに移動ワゴンで会社の前に売りに来る弁当屋さんも
コンペチに入る。
(家でお弁当を作ってくれる奥さん、お母さんもコンペティターに入る。)
マーケットにおける自分の競争相手が誰なのか?
またその競争相手の提供する商品(財・サービス)は何か?
ということを明確にし、それが市場の中でどんな位置にあるか?を知ることは重要である。
自分が今どこにいてどこを目指しているか?またブランドの目指しているところからずれて
いないかをしっかりとリサーチして、常にそのを把握しておかねばならない。
地図やコンパスを持たずにチョモランマに登るのは自殺行為である。
今の市場は無数のセグメントに細分化され、また領域をまたいで複雑に重複している。
当たり前だけど。
15万のコートに\3,900のスキニーを合わせる人だってかなり多い。
価格帯だけでコンペチを特定することはできない。
自分が競争すべき相手は誰でどこにいるのか?
競う相手を明確にすることは自分を知ることなのである。
市場におけるブランドのポジションは普遍的なものではない。
常に流動的である。
マーケティングとは?
マーケティングとはそもそも何か?
いろんな定義があるが。。。(社会的定義、経営的定義など。。。)
アパレルMDとして仕事としては売り手視点になることがほとんどだか、
そもそも普通に自分がお客さんとして服を買う時、
①自分の欲しいものが(例えば今ならDiorのデニムが)
②ちょうどいい値段で(お小遣いの範囲内で)
③買いやすい店に(歩いて3分で行ける近所とか通勤・帰宅途中に寄れる店、またはネットで)
という条件が揃っていれば私は躊躇無く即ゲットする。
これを逆の視点(売り手側)からみた時に
①顧客のニーズを・・・Diorのデニムを
②顧客の満足いくプライスで・・・お小遣いで
③顧客のアクセス可能な販売チャネルで・・・近所の店、通勤時に寄れる店、またはネットで、
販売し、買ってもらえるようにすることが"ばっくり"とマーケティングだと言える。
(ドラッカーはマーケティングと販売は補う部分が無いばかりか、全く似て非なるものだと言ってますが。
まー私も確かにそう思います。)
とにかく顧客が欲しいものを最適な価格とチャネルで提供することが大事であり、
これがマーケティングなのだと思う。(マーケティングの一つの機能なのだと思う。)
お客さんが、
「こんな服だれが着るの?」というデザインのものを、
「ぼったくりか?」というべらぼうな値段で、
「三ツ星か?」という位遠くのショップで販売しても売れるわけない。
しかしMONCLERのダウンを買いに有休使ってパリに行きたい。
国内で買うより格段に安いし、2着買えばエア代換算して旅行できることも考えてトントンかも。
と、私のように考える顧客が市場にいるのも事実であり、
これもまたマーケティングによって構築、蓄積されたブランドエクイティの成せる業である。
