どうもどうも、けいです。

 

「高校では何をしていましたか?」という問いに対して、

「地域の魅力を発信する活動をしていました」と答える私。

…ウソじゃないんですが、事実ではあるんですが。

なんかウソを言ってる気分。

 

そんなことから始まったブログシリーズ第2弾。

本日は春日山駅です。

 

ではでは、どうぞよろしくお願いします。

 

2-1.春日山駅 概要

春日山駅は、新潟県上越市にあるえちごトキめき鉄道の駅です。

妙高はねうまラインのみが乗り入れる単独駅となっています。

 

駅構造は1面1線で、待避線や留置線などはありません

(後述しますが、似たようなものはあります)。

 

上越市役所最寄り駅ではありますが、

特急「しらゆき」は1号と6号が停車する以外はすべて通過です。

413系快速は停車しますが、ホーム高の問題から逆段差が発生するため、

2022年改正までは通過でした。

そして地元利用者からボロクソに批判されました

 

2-2.春日山駅 駅設備

至ってシンプルな地上駅です。

一応有人ではありますが、営業時間は7時~17時。

夕方はわりと早い段階で窓口が閉まります。

 

自動券売機は1台のみ設置されています。

 

待合室内には木で作られた長椅子があるくらい。

この長椅子、微妙に高さが低い気がする

ホーム上にもベンチがありますが、空調が効いて雨風もしのげる分

待合室内で待つに越したことはありません。

というか待合室内で快適に待てなかったら待合室として失格であるのだが…

 

トイレの設備ですが、駅を出て右手のコンテナにあります

一応男女で分けられているうえ、身障者用の区画もありますが、

空調などはないので特に冬場は大変なことになります…

 

駅の横には飲料の自動販売機が3台置いてあります。

 

以前から駅舎を3階建てとしたうえで、

近傍にある上越市役所と連絡通路で繋げる構想もあり、

現在の春日山駅駅舎はこれを見越して仮駅舎となっています。

が、実現に向けた動きは前向きだとは言えず、

結果として春日山駅駅舎は21年もの間仮駅舎のまま放置されています…

 

また、当駅は接近メロディーを使用しています。

これは妙高はねうまラインでは唯一で、曲は「村の鍛冶屋(旧音源)」です。

接近警報器はホーム上に2ヶ所あり、メロディーはその両方から流れます。

そしてだんだん曲がズレてくるというおまけつき

 

2-3.春日山駅 周辺と駅の歴史

隣の直江津は8世紀頃より歴史に姿を現しますが、

春日山が歴史の表舞台に出るのはそれから800年以上後の話。

ここで出てくるのが、かの有名な上杉謙信でした。

 

春日山城は南北朝時代には既に築城されていたようなのですが、

1548年に上杉謙信(当時の名は長尾景虎という)が入城した頃より

一気に存在感を増します

 

謙信は越後国全域と、北陸地方、関東地方にまで領地を持っていたとされ、

武田信玄をはじめ、当時の有力な戦国武将とも度々争いました。

 

しかし、謙信が亡くなると、家督争いを経て上杉家の影響力は低下。

1598年には謙信の跡を継いだ景勝が会津へ転封となり、

堀秀治が入城することになります。

堀氏は政治を取り仕切るのに不便とのことから春日山城を手放し、

直江津港近くにあった福島城に移ったため、春日山城は廃城となりました

 

以降、政治は高田城を中心に進められることになります。

明治維新後は周辺一帯が春日村となり、

1886年には村内を鉄道が通るようになります。

なお駅ができたとは言っていない

 

1928年には春日山駅が開設されます。

当時の春日山駅は現在と違い2面2線で、位置も現在より400m高田寄りでした。

 

春日村自体は1955年に高田市に合併され、

高田と直江津という二大都市にやや押され気味となりますが(元からか?)

1971年にその高田市と直江津市が合併すると、

両都市の均衡を保つ目的で春日地区に市役所などの機能が置かれます

この頃より、春日山駅周辺は上越第3の都市として発展を始めます。

 

春日山に市役所が置かれて以降、春日山駅の機能が問題になりました。

駅が市役所から遠く、出入口も反対側を向いていたのです

住宅街には近かったのですが、市役所に遠い方が問題だとされました。

 

2002年、春日山駅は現在地に移転し、交換設備を廃止して棒線化。

近い将来、駅舎は商工会議所などを併設した3階建てのものにすることを見越し、

ひとまずは仮駅舎とされました。

その改築工事が一向に始まらず、結局仮のまま放置されているのは

上述した通りです…

 

旧駅舎は撤去こそされましたが、線形は旧駅時代から変わっておらず

微妙なS字カーブが残されています。

このため、付近を走行する列車には60km/hの速度制限がかかります。

また、旧2番線へ入る線路も北側(直江津方)だけ残っており

横取り装置を介して本線に合流しています。

Wikipediaには「事業車両の留置などに運用している」と書いてありますが、

ここに一度も車両が停車している様子を見たことがありません…

 

2-4.春日山駅周辺の施設・名所

・上越市役所

春日山駅の東にあります。私の年齢だとまだあまりお世話にはなりません…

1971年、高田市と直江津市が合併して上越市となった際に、

バランスを考えてこの場所に設置されました。

春日地区の発展のきっかけとなったことは間違いないでしょうが、

直江津、春日山、高田と都市が乱立してしまい、

機能が歪になってしまった面もあるにはあります…

 

春日山駅からは徒歩4分です。

 

・春日山城跡

春日山駅の西にある城跡で、上杉謙信の居城としても有名です。

1548年に謙信が入城し、以降一帯を治めていました。

春日山城跡付近は様々な文化財などが点在するうえ、

山道でもあるので、散歩がてら向かうというよりはトレッキングに近いです。

登山家の方々にとっては本当に朝飯前の散歩になるのかもしれませんが

 

春日山駅からは徒歩50分程度かかります。

最寄りバス停は「春日山荘前」または「中屋敷」ですが、

バス停からも最低15分は歩く必要があります。

 

・林泉寺

春日山城跡の近くにある曹洞宗の寺院で、

上杉謙信が幼少期に預けられた寺でもあります。

謙信の棺もありましたが、上杉家の転封に伴って山形県米沢市に移っています。

 

その米沢にも林泉寺がありますが、こちらも転封後に上杉家が建立したものです。

山号は春日山、米沢ともに「春日山」です。

 

こちらも春日山駅から徒歩30分ほどかかります。

最寄りバス停は「林泉寺入口」。

言うまでもなく上越の林泉寺を指します

米沢だと春日山駅から徒歩57時間と途方もない時間がかかることに…

 

・上越教育大学

春日山駅の南西にある国立大学で、1978年に設置されました。

学校教育学部を核としており、全国でもトップクラスの教員就職率を誇ります

令和4年3月に学校教育学部を卒業した学生の教員就職率は82.4%で、

これは全国44大学・学部中、第2位とのことです。

 

大学の略称は公式には「越教大(えっきょうだい)」ですが、

学内や地元では「上教大(じょうきょうだい)」と呼ばれることが多いです。

 

市内には附属幼稚園、小学校、中学校があります。

 

この大学へのアクセスで便宜を図るため、

JR時代から高田~春日山間に新駅の計画も度々浮上していますが、

今のところ設置に向けた大きな動きはないようです。

 

春日山駅からは徒歩30分ほどかかります。

最寄りバス停は「教育大学」または「教育大学東」です。

 

・リージョンプラザ上越

春日山駅東方にある、スポーツ、レジャー、芸術文化活動を行う複合施設です。

上越科学館も併設しています。

 

建物内にはメインアリーナやスケートリンク、

プール、コンサートホールなどがあり、幅広い活動に対応することができます。

規模が大きいため、新潟アルビレックスBBをはじめとして、

新日本プロレス、全日本プロレスなどの興行もしばしば行われます。

 

春日山駅からは徒歩26分ほどで、

敷地内にはバス停「リージョンプラザ」があります。

 

・イオン上越店

春日山駅東方にあるショッピングモールです。

このあたり一帯は商業施設が多く立ち並んでおり、

週末は多くの人で賑わいます。

筆者も毎度お世話になっています

 

おそらくここで買い物するだけでも1日は余裕で潰せるのではないでしょうか。

 

春日山駅からは徒歩33分で、最寄りバス停は「藤野(イオン入口)」。

土休日に限って春日山駅から周辺までシャトルバスも運行されています。

 

 

 

 

というわけで春日山駅の紹介でした。

ブログの〆がなくて尻切れトンボになるのは勘弁してください

次回は高田駅です。時間が余って気力が出たら書きます。