どうもどうも、けいです。

今回は最近多い備忘録的なブログです。

前回?あの時がおかしかっただけだから

 

今回のテーマは高岡の気動車。

高岡を住処として、主に氷見線、城端線で運用されていた(もしくはされている)

気動車をまとめてみました。

いずれは高岡の気動車にもNゲージで手を出すと思うので、

その時に役立つといいなぁ…

 

記憶を辿って書いてあるので、抜けや余計な形式の混入があるかも分かりませんが、

その時は優しく教えてください…

 

ではまいりましょう。まずは現在配置されている気動車から挙げていきます。

 

キハ40

言わずと知れた氷見線、城端線の主力車両です。

2000番台9両が在籍しており、うち2027のみ観光列車

「ベル・モンターニュ・エ・メール」へ改造されています。

 

全車JR西日本によって体質改善工事(延命40N)が施工されており、

また機関が原型のDMF15HSA(連続定格出力220PS/1600rpm)から、

コマツ製SA6D125H-1AもしくはSA6D125HE-1(国鉄名称ではDMF11HSZ)※1

に交換されています。

 

※1…SA6D125H-1A、SA6D125HE-1ともに

連続定格出力は355PS、2100rpmですが、そのままだと軸重と出力のバランスが悪く

空転を起こしやすいので、出力が330PSに抑えられています。

 

キハ40は1990年前後よりちらほらと高岡にはいたようですが、

2005年ごろに一気に加古川・姫路よりキハ40が転入。

キハ58の運用を置き換えていきました。

 

現在、観光列車化されているキハ40 2027を除き、

ほぼすべてのキハ40が朱色一色の「首都圏色」になっています。

ただし一部に、富山県氷見市出身の藤子 不二雄Ⓐ氏による漫画

「忍者ハットリくん」のラッピングが施されている車両もあります。

2023年3月6日現在でその車両がどれなのかというのは…すみません分かりません…

 

製造からそろそろ40年は経つはずなのですが、置き換えの話は出ていません。

西は一体いつまでキハ40を使い続けるというのだ…

 

2023.04.05追記

なぁんて言ってたらキハ47ともどもヨンマルの置き換えフラグが立ちました。

高岡のヨンマルもいよいよ消える時が来たそうです。

 

キハ47

キハ40と同じく、現在氷見線と城端線の主力として運用されている車両です。

キハ40が両運転台・片側前後2ヶ所の片開きドアなのに対して、

キハ47は片運転台であり、また乗降ドアもキハ23

(土地が土地だから413系と言った方が近いか)のように中央に寄った両開きドアです。

 

やはり全車両に体質改善工事(延命40N)が施工されており、

機関もコマツ製SA6D125H-1AもしくはSA6D125HE-1に交換されています。

 

13両が配置されており、ほぼすべてが朱色一色の「首都圏色」です。

が、一部が「忍者ハットリくん」ラッピングになっています。

 

キハ40とキハ47に共通したことですが、かつてはワインレッドに白い帯を配した塗装

(以下、3次高岡色と扱います)をしていました。

 

また、ごく早期から所属していた車両群は、

白地に青・黄・灰・黒の塗装をした旧塗装であったことも確認しています

(以下、これを2次高岡色と扱います…

が、後期になると灰・黒の帯を省略し、前面の青帯バーコードもやめるなど、

JR西日本が露骨に面倒くさがった塗装の簡略化が行われました。

このため、簡略化される前をさらに前期2次高岡色

簡略化後を後期2次高岡色とさせてください)。

Nゲージの塗装でコレやれと言われたらマジギレする自信があります。特に前期。

 

これより前にも、青地に桃色の帯を配した塗装(前期1次高岡色

のちにさらに細い白帯が入った/後期1次高岡色)があったのですが、

キハ40と47はこの塗装をしていたことがあったのでしょうか…

 

キハ40と同じく、キハ47も置き換えの話は出ていません。

とはいえうかうかしているとその時に焦りそうですから、

余裕ができたら乗りに行きたいものです…

 

なお、キハ40系グループには他にキハ48がいますが、

高岡にキハ48には1両もいません。ただし、お隣の七尾線に行けば

観光列車化されたキハ48が爆走しています。

キハ41?あれは異端児だから

 

では、ここからは過去に運用されていた車両をまとめます。

 

キハ28、キハ58

高岡の先代の主力車両でした。

今回は説明の都合上、特記なき限りこの2形式をまとめて「キハ58」と呼びます。

 

キハ58が本格投入される以前の高岡では、キハ23やキハ45など、

挙句の果ては客車列車が走っていました。

客レは1985年前後に全廃していたと記憶しているのですが、

それでも少し古めの気動車はまだまだ健在であり、

しかもそこには非冷房車まで混入しているという始末でした。

 

事態が変わったのは1991年からで、この年に隣の七尾線が一部電化。

これによりキハ58が余剰となったため、

高岡に転属して在来気動車を置き換えていきます。

 

とある方のブログには、1992年4月1日時点でキハ58が

高岡にキハ28 2158、2350、2351、2411、2412の5両、

キハ58 443、468、792、795、1016の5両の計10両が在籍していた、とあります。

1996年ごろに高山本線より再度の転入があり、

キハ28 2120、2127、2141、2155、2346の5両、

キハ58 438、476、477の3両が転入、最終的に18両となりました。

 

が、その天下は長くは続かず、2000年ごろから廃車が開始。

2006年ごろに高岡での全運用が喪失したようです。

 

結果として全編成が廃車もしくは富山への転出となり、

高岡のキハ58は消滅しました。

なお、キハ28 2346のみ富山での運用消滅後にいすみ鉄道へ譲渡され、

2022年まで定期運用に入っていたことは、皆さんもご存知の通りです。

 

高岡のキハ58の塗装は何度も変更され、

最初は前期1次高岡色でしたが、のちに白帯も追加され後期1次高岡色に。

 

高岡の気動車整理がひと段落つくと3度目の塗装変更となり、

前期2次高岡色となりました。

が、前述したように前期2次高岡色の塗装は非常に複雑なものであり、

現場が嫌がったか、これを簡略化した後期2次高岡色へと4度目の塗装変更。

 

さらにワインレッドと白帯の3次高岡色へ変更され、高岡での塗装変更は5度目となりました。

この塗装をすべて纏った車両はそう多くないと思いますが、

キハ28 2350あたりはもしかしたら全部纏っているかも…

 

キハ23

キハ58投入まで、高岡で走っていた形式です。

通勤輸送需要と中長距離輸送需要の双方に対応した、

いわゆる「近郊型」に近い車両です。

 

前面はキハ40や58のそれと似ていますが、

車体幅はキハ40の2,900mmに対して、キハ23は2,800mmと狭くなっています。

 

高岡に所属歴のあるキハ23は4両(9、10、519、520)と少なく、

最終的には519ただ1両が高岡に残っていたようです。

しかしそれも1996年に廃車となり、高岡からキハ23が消滅しています。

 

塗装は後期1次高岡色前期2次高岡色後期2次高岡色時代の写真が

それぞれネットで確認できました。

前期1次高岡色の写真は見つかりませんでしたが、

所属時期的にこの塗装を纏ったことはなかったか、

もしくは非常に短かったと思われます。

 

キハ45

キハ23を片運転台にしたもので、

高岡にはこっちの方が多く在籍していたそうです。

高岡への配置歴があったのは8、12、16、18、19、37~41、72~74と、

511、512、517~519の19両。

うち、8、37、38の3両は高岡に新製配置となっている他、

8、16、18、19、37、41、72、74、512、

517~519の12両は高岡で廃車されているようです。

 

やはり氷見線と城端線で運用されていたようですが、

キハ58の投入で1994年までに全車廃車されて消滅しています。

 

塗装ですが、首都圏色の他、前期1次高岡色後期1次高岡色

前期2次高岡色後期2次高岡色であったことが確認できました。

 

キハ53

ヤバいのが出ました。この流れからしてキハ45系列のキハ53

(キハ23をエンジン2台にしたもの)かと思いますが、全く違います。

気付いている方は気づいているでしょうが、このキハ53は

キハ58から改造された1000番台です。

 

七尾配置時代にキハ58の車体に、

廃車となったキハ28の前面を接合して両運転台化したもので、

形態として最も近かったキハ53に半ば強引に改名しています。

 

単行運転が可能で冷房もあるため使い勝手は良かったように思えますが、

この冷房ありという点に罠が仕掛けられています。

 

どう誤魔化そうと床下機器は母体のキハ58のまま。

そのため、冷房の筐体自体はあるんですが、

床下が走行機器で満載されているがために冷房用の発電機がありません。

すなわち冷房用電源は自車での供給が不可能で、

発電機を持ったキハ28と併結しない限り冷房が使えないのです。

外観だけで冷房があると期待した乗客の落胆ぶりや察するに足る

 

1000番台は1001から1003の3両がいましたが、全車高岡での在籍歴があります。

七尾→富山と渡り歩いた後、3両すべてが1996年に高岡へ転入。

しかしキハ40、47の投入で運用を失い、2005年に3両とも廃車されて

キハ53 1000番台が形式消滅となりました。

 

塗装は後期2次高岡色3次高岡色で、前期2次高岡色は確認していません。

おそらく転入時期的に塗装が簡易化された後だったのだと思います。

 

キハ30

いわゆる「通勤型」に相当する気動車です。

両運転台で単行運転が可能なキハ30は、

27ただ1両のみが高岡への在籍歴を持ちます。

 

1965年度に福井から高岡に転入、71年度に富山へ転出しますが、

その後何度か高岡と富山を行ったり来たりして

最終的に高岡で末期を過ごしました。

 

片運転台のキハ35は一定数が高岡にいたのですが、

先述したようにキハ30の配置があったのはこれ1両のみ。

のちにキハ35が続々と廃車になる中、キハ30 27は高岡に残り続け、

氷見線と城端線の運用に入ります。

 

しかしキハ58の投入で運用喪失、1996年に廃車となりました。

 

塗装は首都圏色前期1次高岡色後期1次高岡色

前期2次高岡色後期2次高岡色と確認できました。

 

余談ですが、基本私はキハ30 27を「ニーナ」と呼んでいます。

一方のEF66 27も私の中では「ニーナ」で被っております()

 

話の内容が高岡、または氷見線・城端線、キハ30系列であった場合、

「ニーナ」はEF66 27ではなくキハ30 27を表すんだなと…

知ったこっちゃないですかそうですか()

 

キハ35

キハ30の片運転台車です。

83~86、91、92、147、175、195、196、202~204の13両が

高岡への配置歴を持ちます。

 

通勤型で片運転台(つまり2両以上)だと輸送力過多になってそうですが、

当時の氷見線と城端線の輸送量だとこれがちょうどよかったのでしょうか。

 

最終的に147、175、202、204の4両が高岡にて廃車されていますが、

全車が1989年に廃車となっており、先述のキハ30より7年も早い時期です。

もっと言うと、1989年はキハ58の投入前でもあるので、

単純に置き換えられたわけでもなさそうです。

何か不都合があったのでしょうか?

 

塗装ですが、これも首都圏色しか見つからず。

高岡色に塗り替えられる前に廃車となったのでしょうか?

 

なお、キハ35と同じく片運転台で、トイレのないキハ36という形式もありますが、

キハ36に関しては高岡への配置歴がありません。多分

 

サハ34

またヤバいのが出ました。

 

1991年に七尾線が電化され、余剰となったキハ58が何両か

高岡に転属してきたわけですが、

キサハ34もその際に高岡へやってきてしまいました。

 

このキサハ34はなんと元12系1000番台で、種車は気動車ですらありません。

そしてキサハ34は事実上の客車エンジンを積んでいませんので、

キハ58の増結用として使われました。

 

そのうえ、キハ58は連続定格出力180PS/1,500rpmの

DMH17から変更されておらず、キサハ34を出力540PSで牽引することになります。

 

3両ならまだしも、4両を540PSで運転するのはどう考えても無理がありますが、

加えてキサハ34は自走できないため、増結には手間がかかります。

 

出力不足が仇となったかどうかは分かりませんが、

キサハ34は氷見線運用にのみ投入されました。

すなわち城端線は走らなかったということです。

 

使いづらさが目立ったか、1992年の改造・高岡配置からたった4年で

キサハ34は全車廃車となり、あっさりと消滅しました。

マジで何がしたかったんだ

 

一応キサハ34をフォローするとすれば、

氷見線の冷房化にわずかながら貢献した…くらいでしょうか。

運用側からすればそれ以上の代償を払ったわけですから

総合的に見ればマイナスでしかなかったでしょうが

 

塗装は前期2次高岡色以外の写真が見つかりませんので、

おそらくこれしかないと思います。

 

ちなみにボロクソ言ってますが、私は結構この手の車両は好きだったりします

 

 

 

 

というわけで、高岡に過去に所属していた気動車を一通り整理してみました。

私が忘れている形式があったら…すみませんでした()

一種類だけ客車のようなものが交ざってる?一応形式上は気動車ですし…

 

今後全部やるかは分かりませんが、

この高岡の気動車もぼちぼち増備してみたいとは思ってます。

やるとしても来年にはなるでしょうが…

 

というわけで、誰得かも分からないブログはここまで。

読んでくださりありがとうございました。