どうもどうも、けいでございます。

 

今日は何かとTwitterのトレンドが賑やかですね。

珍しく鉄道模型とNゲージが同時にトレンド入りしています。

 

その波に乗るわけじゃないですが、今日は私もNゲージブログです。

 

さて、今月頭に5編成増備したっきりの我が車両センター。

紹介も整備もままならないまま、放置プレイが続いております。

それはさすがにまずいので、慌てて1編成を引っ張り出してきて紹介。

 

TOMIXより発売されている、485系1000番台です。

1000番台というと数多くのバリエーションがありますが、

これは新潟車両センターに主に所属した「上沼垂色」という塗装のグループ

 

スリーブを取るとイラストが現れました。

懐かしいです。この塗装が、たった7年前まで県内を走っていました。

 

7年ですか。そう考えると少し昔にも思えてしまいますね。

 

ケースを開けると6両がきちんと入っていました。

今回の485系含め、今月増備した5編成はすべてフリマアプリで購入したと

どこかで話した覚えがありますが、

485系の状態は綺麗でした。

 

クロハ481-1000(1号車)

半室グリーン車の先頭車です。

新潟車両センターの6両編成は、このクロハが秋田、新井、金沢といった、

新潟から離れていく方向に連結されていました。

塗装は剥がれなどはなさそうです。素人目の観察ですが

若干位置がソウジャナイ感の強いJRマークもしっかり印刷されていました。

 

なお、以前購入した485系T18編成と違い、

今回の485系は特に編成の意識がないので車番がありません。

付属したインレタでセルフ印刷を行います。

 

モハ484-1000・モハ485-1000(2号車・3号車)

モハユニットとなる中間車です。

2号車の乗務員室窓は原型。

若干塗装が暗く見えますが、光源の問題です。フラッシュ使うべきでしたかね。

 

モハ484-1000・モハ485-1000(4号車・5号車)

編成中2組目のモハユニット。4号車は本製品のモーター車でもあります。

4号車の乗務員室窓は2号車と同じく原型。

 

クハ481-1000(6号車)

新潟側に向くモノクラスの先頭車です。

T18編成はここが1500番台だったのが大きな特徴ですが、

今回は新潟車両センターの標準的編成ということで1000番台です。

ふっと昔を思い出す側面ですね。

 

クハ側先頭車。クロハ側も同じです。

HMはデフォルトで「いなほ」を装着。T18編成と同じです。

特急シンボルマークはデフォルトではついておらず、

こちら側が追加でつける必要があります。

今回は出品者様がつけてくださっていたようですね。

 

また、細かいですが連結器はまさかのTNカプラー

T18編成のようにダミーで来るとばかり思っていたので少しびっくりです。

新潟485系はよっぽどのことがない限り連結しませんから、

後日付属の連結器カバーパーツを被せておくことにしましょう。

 

なお、付属品は基本的にT18編成と変わりません。

強いて言うならHMに「能登」が入っていないことでしょうか。

実際にも、上沼垂色の485系1000番台は急行「能登」をはじめとした

夜行列車運用には入っていませんでした。

 

それもそのはず、T18編成以外のT編成には

車内減光装置などの夜行設備が付いていなかったからです

夜行対応すらされていない編成に「能登」に入られたらたまったもんじゃない

それでも「能登」のHMをつけて走らせるのが生粋の「変人」ですが

 

さて、以前に購入したT18編成と比較してみましょう。

手前が今回の485系、奥の国鉄色がT18編成です。

クハ側は1000番台と1500番台で違いますので外すとして、

クロハ側は特に違いがなさそうです。

 

しかし、これだけでも泣きたくなる並びですね。

主に懐かしさとピントの両方面で…

 

それはどうでもいいとして、屋根上。

クーラーやベンチレーターなどの配置に差異があるかとも思いましたが、

見たところ同じに見えます。

屋根の色が若干違いますが、これは写真の都合ではなく製品の仕様かと思われます。

 

いろいろ探していたら、モハ484にそれらしい違いを見つけました。

乗降扉左横の乗務員室窓ですが、今回の485系は原型

対してT18編成は小窓でした

確かに実車も乗務員室窓に微妙な差がありましたね。

 

なお、この写真は2号車にあたるモハ484で撮影したのですが、

4号車に関しても同じでした。

 

 

さて、そんな485系1000番台。

上沼垂色と呼ばれる塗装は実は6連が発祥ではなく、9連から始まりました。

新潟車両センター、かつての上沼垂運転区は

日本海縦貫線を走る特急列車の運用を一手に担っていましたから、

大量の485系が配置されていました。

 

中でも特急「白鳥」などに使用された9連は、

JR化後1988年よりグレードアップ工事を施工されます。

施工された編成は判別のため、それまでの国鉄色から一転、

白地にエメラルドグリーンとコバルトブルーの帯を配されます。

 

のちに「上沼垂色」とよばれる塗装の誕生です。

 

その後、特急運用の縮小などもあり、485系9連はすべて消滅。

しかし転属してきた6連にも上沼垂色は採用され、

最盛期は青森から関西、首都圏、東北地方では黒磯、臨時で会津あたりまで、

かなりの広範囲で上沼垂色が見られます。

その広域運用から、国鉄色を除いた485系の塗装で

最もよく知られた塗装になったといってもいいでしょう

 

ですが、2015年の北陸新幹線開業に伴い、新潟地区の優等列車事情は一変。

485系が担当する列車がすべて廃止または車両の置き換えに遭います

当然以前のような本数は不要となり、急速な廃車が開始されました。

 

商品の塗装となった編成は、晩年はT11~17編成がいますが、

T11、14編成が真っ先に廃車に。

その後もT17、16、12、15編成の順で廃車になり、

上沼垂色を纏った編成はただ1本、T13編成だけになりました

 

そのT13編成も2014年12月27日に廃車になると、

この世から「1000番台上沼垂色」と呼ばれた塗装は消滅することになります。

 

筆者としても思い入れのある車両、塗装だっただけに、

廃車は非常に残念なものでした。

ですから今回フリマアプリでこの塗装を見つけると、

即刻購入を決断。収入が赤字になってまで入手しました。

もう少し筆者はお金の使い方を考えるべきであろう

 

とまぁ、長々と語りましたが、485系1000番台上沼垂色でした。

まだ増備した車両が3編成残ってるんですが、ぼちぼち進めていきます。

それでは本日はここまで。

 

E653系に巻いてくれないかな、この塗装。