どうもどうも、けいでございます。

 

最近また雪が降りだしたみたいで、日本国内どこもてんてこ舞いのようです。

今回は太平洋側にも降ってしまったものですから、余計大変とのこと。

 

皆さま、雪道は滑りますからどうかお気を付けて。

除雪をされる方もお疲れ様です。

 

閑話休題。

このブログのタイトルは「新七尾車両センター/越後けいのゆるブロ」なのですが、

致命的なことに今まで「新七尾車両センター」要素がありませんでした。

もうタイトル詐欺で訴えられてもよかったんじゃないかな

 

というわけで、今回はついに「新七尾車両センター」を回収します。

 

我がNゲージコレクションを「新七尾車両センター」と

総じてグループ分けしているのですが、

現在始めたばっかりということで6連1編成のみの在籍にとどまっています。

それを果たして車両センターというのかはさて置いて

 

その1編成こそが…

TOMIXより発売されております、新潟車両センター所属の485系T18編成です。

 

基本的に筆者の趣味アイテムの仕入れ先はフリマアプリですが、

この模型も例に漏れずフリマアプリより仕入れました。

とは言っても、手数料も含めて定価とは300円ほどしか変わりません。

 

さて、中身を見て…いく前に。

実は我が車両センター、2つの致命的な問題を抱えています。

 

1つは筆者の手に問題が。

物理的な話です。

 

なぜか分からない、おそらく体質なのでしょうが、

筆者は昔から手に汗をかきやすく、

これが鉄道模型の取り扱いになると非常に厄介なのです。

模型が汚れてしまうのですね。

 

特に窓に指紋が付くのが悩ましいです。

やはり鉄道模型はなるべく綺麗な外見にしたいですから、

指紋ひとつさえ私としては許せません。

 

そこで、これの出番。

本来眼鏡拭きのためのクロスなのですが、ネット上でガラス部の汚れは

これで拭くとよい、と見かけまして。

 

あくまで画像はイメージですが、こんな感じで車体を拭いて差し上げるのです。

 

ただし根本的な解決にはなっていないので、

薄い布の手袋も併用してどうにかしています。

たまに布にパーツが引っかかって取れてしまうこともあるのですが…

 

本題に入ります。

 

こちらがケースを開けたところ。

国鉄色を纏った車両が6両収まっている様はまさに「壮観」の2文字です。

 

485系T18編成は2000年に青森から新潟へ転属してきた編成です。

もとは青森にて特急「はつかり」などに充当されていたのですが、

E751系投入によって早々と余剰編成に。

 

廃車間際に立たされた6両ですが、時を同じくして新潟にて

波動輸送用の客車が老朽化、置き換え車両が必要でした。

そこで白羽の矢が立ったのがこの6両

すぐさま新潟へ転属し、T17編成とされます。

 

しかしながら青森と新潟では編成の向きが逆。

新潟でも他の6両と共通運用が組めず、のけ者扱いされてしまいます

ですが、1年後には方向転換改造を実施。

編成番号もT15編成となり、定期運用に参戦しました。

 

のちにT18編成と改番され、時には「ムーンライトえちご」として

関東にも顔を出していました。

2015年にダイヤ改正が行われた際、新潟の485系は大幅な運用縮小をくらい、

T18編成は同年5月に廃車されてしまいました

 

さて、長々と説明していると怒られそうですね。

各車両を見ていきましょう。

 

クロハ481-1029(1号車)

秋田、新井、金沢方面に向く先頭車です。

運転台側4列がグリーン車、5番席以降が普通車となっている、

いわゆる「合造車」です。

1978年落成、1993年にクロハへ改造されました。

 

なお、塗装にJRマークがありませんが、これはTOMIXのミス…

ではなく、実車もありませんでした。

新潟車で国鉄色だったのはT18編成と、K1、K2編成の3編成がいましたが、

JRマークがなかったのはこのT18編成のみだったようです。

もっとも、JRマークがない方がオリジナルに近いのだが

 

モハ484-1082(2号車)

パンタグラフを搭載する車両です。

1979年に落成した車両で、乗務員室は小窓に改造されています。

 

モハ485‐1082(3号車)

モハ484-1082とペアを組む車両です。1979年落成。

 

モハ484‐1074(4号車)

パンタグラフを搭載する車両で、本セットの動力車でもあります。

1978年落成。

青森では指定席車両だったのですが、新潟では自由席車両に。

このため車内の仕切りドアが自動ドアでした。

指定席車→自動ドア、自由席車→手動ドア と青森時代に分けたようですが、

新潟へ転属した際に方向転換されたために、

自由席車に自動ドアが来てしまい、逆に指定席車は手動という

逆転現象が起こってしまいました

すなわち、先ほど紹介したモハユニットは手動ドアということになります。

 

モハ485‐1074(5号車)

モハ484-1074とペアを組む車両。1978年落成です。

新ニイT18編成となって廃車を迎えた6両はいずれも秋田→青森→新潟と

転属を2回行ったのですが、

どうも秋田所属時代の晩年より同じ編成となっていたようです。

秋田では夜行急行「津軽」に充当されて首都圏へ乗り入れていましたので、

その際にATS-Pを獲得、これがT18編成のアドバンテージとなりました。

 

クハ481-1508(6号車)

新潟方面へ向く先頭車で、北海道向けに製造された1500番台です。

485系1500番台は北海道内の電車特急を運行するために製造されましたが、

北海道の厳しい気候にあえなく敗北。本州へ転属することになります。

しかし全車両が何らかの形ですべて新潟に転属しています

(転属、廃車が繰り返されましたので、全車が同時に新潟に集ったことはないが)。

 

クハ481-1508はオリジナルの1500番台の中でも最後まで残った車両で、

T18編成をT18編成たらしめている車両でもありました。

改造後を含むとR28編成とフリーザ野郎に座を掻っ攫われます

 

1号車、クロハ側の前面です。

見えづらいですがヘッドマークは「いなほ」。

オプションで「北越」「能登」も同梱されています

(急行「能登」といえば489系のイメージが強いですが、

再末期は新潟に運用が移管されていました。その際にT18編成も充当されています)。

 

また、先ほども言った通りこちらはフリマアプリで入手したもののため、

出品者様がおまけということでもう1つHMを同梱してくださいました。

それは後のお楽しみということで…

 

変わってこちらは6号車、クハ側の先頭車です。

485系1500番台は視認性向上とのことで、

ヘッドライトが4灯に増設されています。

また、テールライトも着雪防止仕様に改造されているため、

デフォルトと形状が異なります。

写真では分かりづらいですが、しっかりそこも再現されていましたね。

 

また、先頭車のカプラーはダミー。

T18編成はよほどのことがない限り連結させるものではないので、

私はダミーカプラーのままにしておきましょう。

4連と連結して10連運用に入ったこともあったがそれは不問とする

 

なお、新潟の485系は白、黒、緑と3色の連結器カバーを装備していたのですが、

T18編成のクロハはすべての装備歴があるようです。

模型になった黒のカバーは2009年頃~2012年1月の装備とのこと。

モデルもその辺とみていいでしょう。

つまり末期を再現しようとすると加工が必要となるわけだ…

 

ちなみにクハは黒カバーである時期が長かったようです。

 

ところで、先ほどから写真がお粗末なもので大変申し訳ないです。

iPhoneで撮影しているのですが、

よく見せようと模型をカメラの近くまで持って行ってもなぜかピントが合いません。

そのため遠くからの撮影になってしまい…すみません。

 

さて、表記面を見ていきましょう。

クロハのグリーン車表示は印刷済み。

見えづらいですが、車番表記も最初からされています。

他の表記はなし。ATS-Pはこの編成の特色ですから、

それくらいの印刷はしてほしかったところですが…贅沢は言えません。

 

表記と関係ないですが、グリーン車と普通車でクーラーがちゃんと違います。

 

車番表記はクハ以外、すべてステンレス切り抜きなのですが…

 

クハ481のみ白文字になっています

これも仕様で、実車もクハ481-1508のみペイント化されていました。

見づらくて申し訳ないですが、上下の写真を見比べていただくと

その微妙な色味の違いがお分かりいただけると思います。

ここまで再現されているとは、いやはや脱帽です。

 

モハ484に搭載されている2台のパンタグラフです。

上から秋田・新井・金沢方、新潟方のものです。

どちらも完成度高いですね。

碍子に色差しを…とよく聞くのですが、私としてはこのままでも十分な気がします…

色差ししたところで筆者の技術では失敗する未来しか見えません

 

それと、車両間の転落防止幌は…さすがに再現されていませんでした。

下手に再現されてもカーブで脱線しまくるだけなので仕方ないが…

転落防止幌は関東地区乗り入れのために追設されたものです。

 

私に車両を分解して…なんていう芸当はまだできません。

その辺はプロの方にお任せするとして…付属品。

特急エンブレムや信号炎管、ホイッスル、トイレタンクなど、

ありとあらゆるものが入っています。

フリマアプリですから購入前にすべて入っているか確認はするのですが、

それでも怖いものは怖い。あぁ、入っててヨカッタ。

 

一番右にはヘッドマークが見えますね。

先ほども言った通り、北越と能登が入っています。

 

そして、その時同時に「もう一つHMが同梱されている」と言いましたが、

それがコレ。画像が荒くて申し訳ないです。

 

沿線民の方ならお気づきでしょう。快速「くびき野」です。

 

快速「くびき野」はT16、T17編成専属だったのですが、

その時代からT18編成は代走指定。

T16、17の両編成が廃車されてしまうと他のT編成や、3000番台R編成、

「ムーンライトえちご」用K編成も「くびき野」に入りましたが、

T18編成はわりと積極的に「くびき野」に入っていたようです。

つまり、このヘッドマーク抜きではT18編成は成り立たないのです。

 

快速「くびき野」の運用区間は新潟~新井間。

150km以上に及ぶ長い道のりを快速列車として走ったのですが、

特急並みの停車駅、特急並みの設備。

快速列車ですから当然特別料金はなし。乗車券のみで利用できました。

 

この快速「くびき野」は大コケした先代の特急「みのり」とは対照的に

沿線に大人気の列車でした。

新潟はクルマ社会、高速バスが難敵ですが、そこから利用者をかっ攫ったその様は

正しく「怪物」。

しかし、2015年のダイヤ改正で大失敗したはずの特急へ再度格上げされ、

役目を終えたのです…なぜだ

 

何の話をしているのでしょうか。

これよりT18編成の整備に…入りたいところなんですが。

冒頭で保留にした「我が車両センターの致命的な問題」その2が立ちはだかります。

 

実は新七尾車両センター…

ニッパー、エアブラシ、ピンバイス、

その他諸々の工具を一切所有していません!

 

こんなの車両センターじゃなくてただの留置線じゃないか

 

ですので、付属パーツの取り付けが一切できない状態なのです。

春までには何とか入手したいと思いますので、

485系T18編成の整備はその際に行います。

 

それまでのT18編成は…

正直飾って眺めるだけですね…レールもないですから机上で…

偉大なる名車に申し訳が立たないです。

 

と、ブログとしては尻切れトンボにしか思えないのですが、

とりあえず新七尾車両センターの現状はこうですということで。

 

必ずやT18編成を本線に入線させてみせます。

私としても思い入れがある車両ですからね。

 

それでは、本日はこの辺で。

まとまりのない長文でしたが、ここまでご覧頂きありがとうございました。